「エンゲージメントサーベイってどんな効果があるの?」
「エンゲージメントサーベイのツールの選び方がわからない」
最近は人事施策や組織開発としてエンゲージメントという言葉や、それを測るエンゲージメントサーベイがよく聞かれますよね。
従来の従業員満足度とも少し異なり、働きやすさや会社の制度に対する評価だけではなく、事業や業績、経営方針など働きがいについても社員から本音を聞くことができます。
ここでは東証一部上場企業で人事を9年経験した筆者が、エンゲージメントサーベイの効果と、正しい実施方法についてお伝えいたします。
ぜひ参考にしてみてください。
エンゲージメントサーベイは回答してもらう段階から工夫が必要
エンゲージメントサーベイは単にサービス会社に依頼して、メールで一斉送信をしたところで実は上手くいきません。
組織内におけるサーベイは特に大手であれば頻繁に実施されており、またサーベイか、何の意味があるのか、違いは何かと言った声もあるでしょう。
モチベーション低下や離職を予防するための手段であるにも関わらず、サーベイを乱発することでサーベイ自体が社員のモチベーションを下げるリスクすらあります。
実際にエンゲージメントサーベイの回答率が100%になることは珍しく、会社の規模が大きくなるほどサーベイに回答すらしてもらえない事態も発生していますよね。
エンゲージメントサーベイは用意するだけではなく、回答してもらう工夫から必要となるのが現状と言えます。
エンゲージメントサーベイの5つの効果
エンゲージメントサーベイは大変ですが、それでも実施する意味はあります。
エンゲージメントサーベイには大きく5つの効果、
- 組織課題を数値化
- 継続実施で変化や改善点がわかる
- 人事施策によって課題を解決できる
- モチベーション低下や離職の改善につながる
- データに基づく施策が打てる(データドリブン人事の実現)
があります。
それぞれ見ていきましょう。
エンゲージメントサーベイの効果1.組織課題を数値化
エンゲージメントサーベイによって組織の課題を数値化することができます。
組織の状態や課題は、規模が大きくなるほど見えにくくなりますよね。
何が原因なのか分からないけれど社員の離職が止まらない、雰囲気がとても悪いなど、上からでは見えないまま組織がどんどん弱体化されていくリスクがあります。
課題が定まらないまま給料を上げてみても、優秀人材の離職が止まらなければさらに組織を悪化させてしまうでしょう。
組織の課題を見える化できることが、エンゲージメントサーベイの大きな効果と言えます。
エンゲージメントサーベイの効果2.継続実施で変化や改善点がわかる
エンゲージメントサーベイは1回だけ実施して終わりではあまり効果がありません。
継続して定期的にサーベイを実施することで、どの課題が根強いのか、これまでの施策に効果があったのか、組織にどのような変化が生まれているのかを可視化できます。
異なるサーベイを不定期に実施しても効果が薄いため、同じサーベイを定期的に実施することをおすすめいたします。
エンゲージメントサーベイの効果3.人事施策によって課題を解決できる
サーベイによって課題を見つけられたとしても、それで終わりでは何も変わりません。
エンゲージメントサーベイで極端に数値が低いポイントを見つけられた場合、それに対して施策を打つことで組織が改善されるわけです。
多くの場合は人事部が主導となり、対策していく課題の優先順位を付けて、施策に落とし込んでいく必要があるでしょう。
エンゲージメントサーベイの効果4.モチベーション低下や離職の改善につながる
エンゲージメントサーベイでもより重要となってくる目的として、モチベーション低下や離職を防ぐことがあります。
社員のモチベーションは連鎖するため、離職が止まらないような事態も多くの企業で起きています。
優秀人材がどんどん抜けてしまい、事業が回らないといったことも実際に起きていますよね。
エンゲージメントサーベイでは非常に多くの調査ができますが、中でもモチベーションや離職に関しては必ずチェックをして、どのように防ぐことができるかに繋げることが重要と言えます。
エンゲージメントサーベイの効果5.データに基づく施策が打てる(データドリブン人事の実現)
エンゲージメントサーベイを実施することで、組織をデータ化することができます。
これによってデータに基づく施策が打てる、データドリブン人事を実現できることも大きなメリットでしょう。
データドリブンとはデータに基づいて計画を立てて、アクションを実行することですが、昔ながらの人事は人を目で見て経験と勘で動くといった、データとは対極にある部署であったとも言えます。
現代では、エンゲージメントサーベイを含めて人事データベースの構築とデータに基づくアクションが、当然ながら人事部にも求められているため、人事部もファクトを使って施策が打てるようになる効果もメリットですよね。
エンゲージメントサーベイ、パルスサーベイ、従業員満足度の違いは?
エンゲージメントサーベイという言葉も企業においては普及してきましたが、同様にパルスサーベイという言葉もありますし、従来からある従業員満足度も有名ですよね。
社員にとってはいくつも似たような調査があると、なぜ何度も調査に回答しなければいけないのか、この前答えたからもういいだろとなってしまいがちです。
実際にサーベイをただ発信するだけでは回答率は低くなってしまうため、人事部がしっかりと違いや目的を説明し、納得してもらう必要があるでしょう。
ここではエンゲージメントサーベイと混同される、パルスサーベイと従業員満足度についても解説します。
エンゲージメントサーベイは信頼、従業員満足度は満足を測る
大きな違いとして、エンゲージメントサーベイとはエンゲージメントという言葉の通り、従業員の会社に対する信頼度を数値化するものです。
一方で従業員満足度とは、給与や福利厚生などについて満足しているかを調べるものと言えます。
元々は一方通行の満足度を重視していましたが、最近では組織と従業員の双方向でしっかりとした信頼関係が成り立っているのかを重視し、エンゲージメントサーベイの導入が進んでいますよね。
パルスサーベイは小規模の調査を頻繁に行う手法(エンゲージメントサーベイは1年に1回が多い)
パルスサーベイという言葉も聞いたことがあると思います。
目的としては実はエンゲージメントサーベイと同じく、信頼度を測るものとしています。
ただし実施方法としては、数問の質問など小規模の調査を、数か月に一回と頻繁に行うものをパルスサーベイと呼ぶことが多いでしょう。
一年に一回、数十分と時間をかけてしっかりと答えるのがエンゲージメントサーベイ、一年に何度も頻繁に調査をするのがパルスサーベイと言えますが、目的自体は同じためほぼ同じものとして扱っている企業もありますよね。
エンゲージメントサーベイと従業員満足度は明確に目的や効果が異なりますが、エンゲージメントサーベイとパルスサーベイについては実施方法が違うのみと言えます。
エンゲージメントサーベイの5つの実施方法
エンゲージメントサーベイは単にメールで指示してもきちんと回答してもらえません。
規模が大きくなるほど回答率は下がり、半分以上の社員が回答すらしないといった組織もありますよね。
ここでは社員にエンゲージメントサーベイに協力してもらい、効果を生むための実施方法、
- 趣旨を説明し協力を得る
- 本音を回答してもらう(不利益にならない旨を伝える)
- 似たようなサーベイをいくつも実施しない
- 定期的に実施する
- 課題は人事施策に落とし込みサーベイの意義を伝える
をお伝えします。
エンゲージメントサーベイの実施方法1.趣旨を説明し協力を得る
エンゲージメントサーベイに回答するよう人事部が一方的に発信したとしても、少なくない社員が自主的には回答しません。
先ずはなぜエンゲージメントサーベイを実施するのか、社員に負担をかけるわけですから組織にとってどのような効果があるのか、しっかりと説明をして協力を得る必要があります。
実際にいくつもの種類のサーベイが無機質に飛んでくると、それだけでモチベーションが下がるリスクすらありますよね。
サーベイは発信したら終わりでは全くありませんし、そもそも突然発信してしまう前から準備が必要です。
エンゲージメントサーベイの実施方法2.本音を回答してもらう(不利益にならない旨を伝える)
エンゲージメントサーベイでは本音を回答してもらわなければ意味がありません。
当たり障りのない真ん中の評価だけ付けられても何も分かりませんよね。
そのためには本音を回答しても、回答した社員の不利益にならない旨を伝えなければなりません。
安心して回答できる体制を整えることが重要です。
エンゲージメントサーベイの実施方法3.似たようなサーベイをいくつも実施しない
企業の規模が大きくなるほどいくつものサーベイが実施されます。
全社のサーベイ、事業部のサーベイ、個別施策のサーベイと、またサーベイをやるのかといった不満がよく聞かれます。
当然ながら似たようなサーベイをいくつもやるほど回答率は下がりますし、真面目に回答する気持ちも下がりますよね。
エンゲージメントサーベイを実施していく上で、似たようなサーベイを集約するなど全体構成を考える必要があるでしょう。
エンゲージメントサーベイの実施方法4.定期的に実施する
エンゲージメントサーベイは一回実施しただけではあまり意味がありません。
毎年など定期的に実施していくことで、どの項目が上下しているのか、サーベイ後の施策に効果があったのか、新しい変化や課題は何かを可視化していきます。
従業員にとっても定期的に実施されることで、組織の変化を感じ取ることができますよね。
長期視点でエンゲージメントサーベイを選ぶことは重要です。
エンゲージメントサーベイの実施方法5.課題は人事施策に落とし込みサーベイの意義を伝える
エンゲージメントサーベイは回答してもらっただけでは何の意味もありません。
組織の現状を知り、何が課題か洗い出した後、改善するための施策を打つことが最も重要と言えます。
社員にとってもサーベイは何度も回答しているが何も変わらなければ、何のために回答しているのか分からなくて不満は高まりますよね。
エンゲージメントサーベイを実施する人事部門と、個別の施策を打つ部門は異なるかもしれませんが、必ず連携をして見える形で課題解決を実施することが真の目的となります。
エンゲージメントサーベイシステムの選び方
エンゲージメントサーベイについては、自社で恣意的に設問を用意したとしてもあまり効果がありません。
従業員が回答した結果について、きちんと数値化できることや、業界と比べられることに意味があるからです。
エンゲージメントサーベイはベンダーを利用して実施するものですが、サーベイツールを提供しているベンダーも多いため、どこが自社に適しているのか難しいですよね。
ここではエンゲージメントサーベイシステムの選び方について、わかりやすく解説いたします。
- 自社の目的に合ったツールか
- 直感的に使えるか(使いやすさ)
- 不要な機能によって予算が高くならないか
- 結果のレポート機能までがセット
ぜひ参考にしてみてください。
エンゲージメントサーベイシステムの選び方1.自社の目的に合ったツールか
先ずは自社の目的に合ったエンゲージメントサーベイツールなのかは必ず確認しましょう。
サーベイと一概に言っても、毎月数問に答え続けることで組織を数値化していくツールもあれば、年に1度しっかりとしたサーベイを実施して、業界平均や他社とも比較できるツールもあります。
自社のみを知りたいのか、あくまで業界と比較したいのか、また目的はモチベーションの向上や離職率低下なのかなど、事前に明確にしておくことがポイントでしょう。
とりあえずツールを導入し、サーベイを実施してみても、そこから分かる結果が自社にとって不要であれば何の意味もありませんよね。
あれもこれも測れるサーベイよりも、自社の目的に最適なツールを選ぶことが重要です。
エンゲージメントサーベイシステムの選び方2.直感的に使えるか(使いやすさ)
エンゲージメントサーベイは人事部が主導で実施していきます。
人事部員はシステムに慣れていない人員もいるため、難しい分析や統計が必要になってしまうと、せっかく調査をしても正しく活用できないリスクがありますよね。
自分ではシステム操作ができない上層部が、エンゲージメントサーベイと離れた要求をしているようでは、コストをかけてシステム導入をしても効果が出せないでしょう。
直感的に使えるインターフェースであることは、今では人事システムにとって必須の条件となります。
エンゲージメントサーベイシステムの選び方3.不要な機能によって予算が高くならないか
人事システムにはエンゲージメントサーベイだけを実施できるツールもありますが、タレントマネジメントなどその他の人事機能も備えているシステムが多いです。
例えば自社システムから新しいシステムに乗り換えたい企業にとっては、エンゲージメントサーベイを含めた総合人事システムを探すべきですが、エンゲージメントサーベイだけを実施したい企業にとっては不要な機能は割高になってしまいますよね。
本当に自社にとって必要な機能は何かを明確にして、そこからエンゲージメントサーベイツールを探すことで、割高なコストをかけずに目的を果たすことができるでしょう。
エンゲージメントサーベイシステムの選び方4.結果のレポート機能までがセット
エンゲージメントサーベイでは、サーベイを実施するだけではなく、その結果をレポートにして人事施策に落とし込むところまでがセットです。
そのためサーベイは実施できるけれどレポート機能がないシステムや、結果の分析は自己流でやらなければならない、または別料金でコンサルに依頼する仕組みとなっていないかは注意が必要です。
実際に簡易な結果のみ表示して、詳細の分析は追加料金となっているベンダーも存在します。
統計知識のある人事部員は少ないため、コンサルに言われるがまま料金を払い続けるような事態も少なくありませんよね。
どこまでが機能と料金に含まれているのかは、ベンダーを選ぶ際に必ず確認しましょう。
エンゲージメントサーベイおすすめシステム一覧を徹底比較
エンゲージメントサーベイは個社で独自に作成するのではなく、エンゲージメントサーベイを提供するサービスを使います。
何十個という質問項目に社員が答えることで、組織の強みや弱み、課題を洗い出すことができますよね。
また実績豊富なエンゲージメントサーベイ会社を使うことで、自社内での数値を知るだけではなく、その数値を業界平均などと比べるメリットがあることをご存じでしょうか。
業界と比べて自社の立ち位置を知ることは非常に有効でしょう。
エンゲージメントサーベイを提供しているベンダーは複数社あるため、ここでは本当におすすめできるサービスのみ紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
エンゲージメントサーベイおすすめシステム1.カオナビ
カオナビはエンゲージメントサーベイも実施できるタレントマネジメントシステムで、日本企業が提供している勢いのある人事システムです。
社名にある通り顔写真と人材データを紐付けることで、直感的に使えるインターフェースが特徴的と言えます。
現在トレンドにもなっているHRテック企業としてリードする1社であり、マザーズ市場に上場もしました。
エンゲージメントサーベイを提供する企業とAPI連携を開始するなど、HRテックの幅を拡大している点も注目でしょう。
エンゲージメントサーベイを実施できるタレントマネジメントシステムとして、選択肢に上がることが多いシステムとなっています。
カオナビの導入事例
導入企業数 |
2,000社以上 |
導入企業例 |
みずほフィナンシャルグループ、TOYOTAなど |
カオナビの運営会社情報
カオナビは株式会社カオナビが提供している、エンゲージメントサーベイが実施できるタレントマネジメントシステムです。
2012年に事業を開始しており、マザーズ市場に上場している勢いのあるHRテック企業となります。
実績や知名度も高いですし、信頼性も問題ないでしょう。
株式会社カオナビの会社概要
会社名 |
株式会社カオナビ |
住所 |
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア 15F・16F |
設立 |
2008年5月27日(事業開始日2012年4月16日) |
資本金 |
10億6,627万円 (2021年3月末時点) |
証券コード |
4435 (東京証券取引所マザーズ) |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム2.タレントパレット
タレントパレットは人事にマーケティング思考を取り入れた、エンゲージメントサーベイを実施できるタレントマネジメントシステムです。
マーケティング思考の導入とは、あらゆる人材データを一元化・分析できる機能を持ち、組織の力を最大化させるとしています。
実際にタレントパレットは分析機能がとても豊富で、人材配置や最適化などが期待できるでしょう。
有名企業を含めて導入実績は増えていますし、現在人気のサーベイ機能付きのタレントマネジメントシステムと言えますよね。
タレントパレットの導入事例
導入企業例 |
NTTデータ、横浜銀行など |
タレントパレットの運営会社情報
タレントパレットは株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供しているサーベイ機能付きタレントマネジメントシステムです。
2006年設立と社歴があることに加えて、認証も取得しておりセキュリティについても問題ないでしょう。
信頼性の高い企業と言えます。
株式会社プラスアルファ・コンサルティングの会社概要
会社名 |
株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
住所 |
〒105-0013 |
設立 |
2006 年12月25日 |
認証 |
· プライバシーマーク 第10823218号 · ISMS(ISO/IEC 27001:2013) 認証番号 ISA IS 0246 · JIP-ISMS 517-1.0(ISO/IEC 27017:2015) 認証番号 ISA ISC 0006 |
事業内容 |
1. マーケティングソリューション事業 ・顧客体験フィードバックシステム「見える化エンジン」開発・運営 ・FAQソリューション「アルファスコープ」開発・運営 2. CRMソリューション事業 ・CRM/MAシステム「カスタマーリングス」開発・運営 3. HRプラットフォーム事業 ・タレントマネジメントシステム「タレントパレット」開発・運営 |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム3.Geppo
Geppoは従業員のコンディションの可視化を目的とした人事サーベイツールです。
HRテックサービスの中でも新しい切り口と言えるでしょう。
サーベイの特徴として、毎月3問に答えるだけで従業員の状況がわかるとしています。
組織や個人の課題を見える化したいニーズに答える、おすすめできるエンゲージメントサーベイシステムとなります。
Geppoの導入事例
導入企業例 |
日清食品ホールディングス、LIONなど |
Geppoの運営会社情報
Geppoは株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジーが提供している人事・組織サーベイを軸とした人事システムです。
設立から4年ほどですが、導入企業が非常に多い好評のシステムと言えますよね。
リクルートやサイバーエージェントが株主となっているため、安定性も問題ないでしょう。
株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジーの会社概要
会社名 |
株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジー |
住所 |
東京都中央区銀座8-4-17 リクルート銀座8丁目ビル 3F |
設立 |
2017年7月3日 |
資本金 |
2億5千万円 |
事業内容 |
「Geppo」および他の関連サービスの開発・販売・ ソリューション提供など |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム4. MotifyHR(モティファイ エイチアール)
MotifyHR(モティファイ エイチアール)は人事のいくつもの機能を備えた総合人事システムです。
エンゲージメントサーベイをはじめ、オンボーディング、OKR(目標管理)、1on1など、人事のトレンドを抑えたシステムと言えるでしょう。
クラウドサービスですので導入のしやすさもメリットとなりますよね。
Motify HRの導入事例
導入企業例 |
松井証券、オムロンなど |
Motify HRの運営会社情報
Motify HRは株式会社アックスコンサルティングが提供している、エンゲージメントサーベイ機能が付いた人事システムです。
設立から30年以上経っている企業で、従業員は150名以上いるため、安定性の高い企業と言えます。
実績からも信頼性に問題はないでしょう。
株式会社アックスコンサルティングの会社概要
会社名 |
株式会社アックスコンサルティング |
住所 |
〒150-0013 |
設立 |
1988(昭和63)年8月 |
資本金 |
9,737万5,000円 |
従業員数 |
150名以上(外部スタッフ含む) |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム5. SmartHR
SmartHRはエンゲージメントサーベイも実施できるクラウド型の人事労務ソフトです。
CMでも馴染みがありますが、登録数が4万社以上と申し分ない実績を持ちます。
エンゲージメントサーベイだけではなく人事労務の効率化も実現したい企業に、とてもおすすめできますよね。
サーベイ機能についても簡単に従業員にアンケートを発行できます。
エンゲージメント調査や不定期のアンケートなど、あらゆるサーベイに対応できるとしていますので、企業のニーズに合わせて使いやすいシステムと言えるでしょう。
SmartHRの導入事例
導入企業例 |
LINE、メルカリなど多数 |
導入企業数 |
4万社以上 |
SmartHRの運営会社情報
SmartHRは株式会社SmartHRが提供している、エンゲージメントサーベイ機能が付いた人事労務システムです。
設立から8年以上経っている企業で、資本金は83億円、導入実績は4万社以上と、信頼性については問題ないでしょう。
東京だけではなく愛知、大阪、福岡にも支社を持っており、安定企業と言えます。
株式会社SmartHRの会社概要
会社名 |
株式会社SmartHR / SmartHR, Inc. |
住所 |
〒106-6217 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 〒451-0045 愛知県名古屋市西区名駅1-1-17 名駅ダイヤメイテツビル11階 〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 御堂筋フロンティア WeWork 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1-1-29 WeWork 大名 |
設立 |
2013年1月23日 |
資本金 |
83億1452万円 |
許認可
|
認証基準: JIS Q 27001 : 2014( ISO / IEC 27001 : 2013) |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム6.WEVOX
WEVOXは東証一部上場企業が運営しているエンゲージメントサーベイツールです。
月額1名300円で導入できる低コストが特徴的で、すでに2,000社以上の導入実績がある、エンゲージメントサーベイで知名度のあるツールと言えるでしょう。
離職率の低下や効率化、組織の課題を可視化するなど、エンゲージメントサーベイに求められている機能を揃えています。
低コストで簡単に導入できるため、小規模の企業にもおすすめできるエンゲージメントサーベイですよね。
WEVOXの導入事例
導入企業例 |
三井住友銀行, KDDIなど |
導入企業数 |
2,100社以上 |
WEVOXの運営会社情報
WEVOXは株式会社アトラエが運営しているエンゲージメントサーベイツールです。
株式会社アトラエは東証一部上場企業で、WEVOXの他にもビジネス版マッチングアプリや成功報酬型求人メディアなどいくつものサービスを運営しています。
実績と安定性が共に高く、信頼性も申し分ない企業でしょう。
株式会社アトラエの会社概要
会社名 |
株式会社アトラエ |
住所 |
〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目10番10号 ジュールA 8F |
設立 |
2003年10月24日 |
資本金 |
1,123百万円 |
事業内容
|
People×Technology事業の企画・開発・運営 ・成功報酬型求人メディア『Green』 ・エンゲージメント解析ツール『Wevox』 ・ビジネス版マッチングアプリ『Yenta』 ・シニア向けジョブ型マッチングサービス『Inow』 その他新規事業の企画・開発 |
正社員数 |
75名(2021年6月末時点) |
上場 |
東京証券取引所市場第一部(6194) |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム7.TUNAG
TUNAGはエンゲージメントサーベイ機能を持ち、エンゲージメントを通して組織を強くするとしているプラットフォームです。
単発でエンゲージメントサーベイを実施するだけではなく、エンゲージメントを組織の指標にすることで、課題解決や組織改善につなげようとするシステムと言えるでしょう。
すでに500社以上の導入実績があり、2020年に運営会社はマザーズ市場に上場するなど、現在勢いのあるエンゲージメントサーベイツールとなります。
TUNAGの導入事例
導入企業例 |
株式会社デンソー、dipなど |
導入企業数 |
500社以上 |
TUNAGの運営会社情報
TUNAGは株式会社スタメンが運営しているエンゲージメントサーベイツールです。
2020年にマザーズ市場に上場しました。
導入実績が豊富で、エンゲージメント領域において実績と信頼度の高い安心の企業と言えます。
株式会社スタメンの会社概要
会社名 |
株式会社スタメン |
住所 |
名古屋本社 〒453-0012 愛知県名古屋市中村区井深町1-1 |
設立 |
2016年1月 |
資本金 |
6億730万円 |
事業内容
|
エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」の企画・開発・運営 オンラインサロンプラットフォーム「FANTS」の企画・開発・運営 |
上場 |
マザーズ市場(4019) |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム8. HR OnBoard
HR OnBoardは入社後フォローを中心に、新卒でも中途でも入社1年間の状態を可視化するエンゲージメントサーベイツールです。
入社後1年間は、毎月自動配信でサーベイを実施し、新入社員の状況やSOSを把握する独特の機能があります。
すでに7,500社という豊富な導入実績がある点からも、需要があるということですよね。
またSOSや離職傾向だけではなく、活躍データの収集と活用もできることで、タレントマネジメントとしての機能も期待できるでしょう。
運営会社は上場企業のエン・ジャパン株式会社で、人材事業において十分な実績があることもメリットです。
エンゲージメントサーベイツールはたくさん存在していますが、入社1年目にフォーカスをして、課題解決に役立つツールは珍しいと言えます。
HR OnBoardの導入事例
導入企業例 |
JT, パナソニックなど |
導入企業数 |
7,500社以上 |
HR OnBoardの運営会社情報
HR OnBoardはエン・ジャパン株式会社が運営しているエンゲージメントサーベイツールです。
人材領域において幅広い事業を行っており、実績や信頼性は問題ありません。
東証一部上場企業ですので安定度も抜群ですよね。
豊富な導入実績からも失敗しないツールと言えるでしょう。
エン・ジャパン株式会社の会社概要
会社名 |
エン・ジャパン株式会社 |
住所 |
〒163-1335 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー |
設立 |
2000年1月 |
資本金 |
11億9,499万円(2021年3月末時点) |
事業内容
|
人材採用・入社後活躍サービスの提供 1) インターネットを活用した求人求職情報サービス 2) 人材紹介 (厚生労働大臣許可番号 13-ユ-080296) 3) 社員研修 4) 人事コンサルティング、適性テスト |
上場 |
東京証券取引所 市場第一部証券コード:4849 |
従業員数 |
連結:2,853名 単体:1,407名2021年3月末時点 |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム9.ラフールサーベイ
ラフールサーベイはHRアワード2021で優秀賞を受賞した、組織改善サーベイツールです。
導入実績は800社を超えており、エンゲージメントサーベイツールとして知名度が高いですよね。
個社のデータを取るだけではなく、約3,000社の社員18万人以上のメンタルヘルスデータをベースとすることで、多角的な調査が可能となるとしています。
実際にエンゲージメントサーベイツールの特徴として、個別で組織を見るだけではなく、業界や他社平均と比べることでより明確に課題が見えてきますよね。
またIT導入補助金の対象企業であるため、導入費用の最大2分の1で、150万円まで補助金が出ることも大きなメリットです。
実績豊富なデータベースを持つツールだからこそできる機能ですので、広くおすすめできるサーベイと言えるでしょう。
ラフールサーベイの導入事例
導入企業例 |
株式会社リンガーハット、レコチョクなど |
導入企業数 |
800社以上 |
ラフールサーベイの運営会社情報
ラフールサーベイは株式会社ラフールが運営しているエンゲージメントサーベイツールです。
IT補助金の対象企業ですし、HRアワード2021で優秀賞を受賞するなど、実績豊富な企業となります。
また保育園事業を営んでいる点も大きな特徴でしょう。
信頼性の高い企業と言えますよね。
株式会社ラフールの会社概要
会社名 |
株式会社ラフール |
住所 |
東京本社 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-9-5 日進ビル7階 |
設立 |
2011年11月1日 |
資本金 |
19億5,200万円(資本剰余金を含む) |
事業内容
|
メンタルヘルステック事業 スリープテック事業 保育園事業 |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム10. Wellday
Welldayは離職に先手を打てるエンゲージメント調査として新しいツールとなります。
エンゲージメントサーベイには、単にサーベイ上で問題のない回答をしているだけで、実は離職傾向がある社員をどう見抜くかという課題があります。
エンゲージメントサーベイ結果はよかったけれど、ある日突然辞めるといったケースですよね。
Welldayではエンゲージメントサーベイではなく、日々のコミュニケーションツールであるslackやマイクロソフトのteamsと連携をします。
それによりリアルタイムでエンゲージメントをチェックできる仕組みを構築したとしています。
他のエンゲージメントサーベイツールと比べても新しく、正確な分析ができれば手間やコストも要らずに大きな効果が期待できますよね。
新しい形のエンゲージメント調査ツールと言えるでしょう。
welldayの導入事例
導入企業例 |
CraftBank, NTT DATAなど |
welldayの運営会社情報
welldayは株式会社welldayが運営しているエンゲージメント把握ツールです。
従来のエンゲージメントサーベイツールとも異なる新しい試みと言えるでしょう。
事業の位置づけもエンプロイーサクセス事業としており、2019年設立の新しい企業となります。
株式会社welldayの会社概要
会社名 |
株式会社wellday |
住所 |
〒108-6022 東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟22階 |
設立 |
2019年4月3日 |
資本金 |
資本金7,550万円 ※2021年3月18日時点 |
事業内容 |
エンプロイーサクセス事業 |
エンゲージメントサーベイおすすめシステム11. SAP SuccessFactors
SAP SuccessFactorsは、言わずと知れた人事システムにおけるグローバルリーディングカンパニーです。
他のサービスのようにエンゲージメントサーベイツールだけを提供するのではなく、人事データベースからタレントマネジメント機能、総合人事システムとして社員のエンゲージメントを高める仕組みまで、重厚なツールと言えるでしょう。
筆者はSuccessFactorsにおけるスキルアセスメントやタレントマネジメントの導入実績がありますが、機能ごとに複数のモジュールに分かれていて必要な施策のみ選べる点や、インターフェースが使いやすいように常にバージョンアップしていく特徴があります。
コンスタントに改良が重ねられていく点もグローバルスタンダードですよね。
また筆者はSAPを使い、グローバル共通の人事システムを構築する大規模プロジェクトも経験しています。
SAP SuccessFactorsは特定の人事業務に特化するのではなく、人事・人材管理 (HCM)を基盤として、タレントマネジメントからエンゲージメント向上機能などまで、人事領域を網羅できるシステムと言えるでしょう。
さらには経費処理システムの大手Concurを統合しSAP Concurとするなど、グローバルでの総合人事システムとして発展を続けています。
エンゲージメントの向上はサーベイだけでは一切ないため、特定の機能を使いたい企業から、人事システムを一新したいと考えている企業まで、幅広いニーズに答えられるグローバルカンパニーとなります。
人事としても必ずフォローしておくべきグローバルシステムと言えますよね。
SAP SuccessFactorsの導入事例
導入企業数 |
7,000社以上 |
エンドユーザー |
178,000,000人 |
導入企業例 |
Sephora, Ittihad |
ソリューションを利用する Fortune 500 企業の割合 |
43% |
SAP SuccessFactorsの運営会社情報
SAP SuccessFactors自体は、日本においてSAP ジャパン株式会社が提供している人事業務ソフトウェアです。
SAP SEが100%出資している日本支社という位置づけになりますが、日本支社でも1992年設立ですし、社歴と実績は申し分ない企業となります。
IT業界や人事関係者で知らない人のいない企業と言えるでしょう。
SAP ジャパン株式会社の会社概要
会社名 |
SAP ジャパン株式会社 |
住所 |
〒100-0004 東京都千代田区大手町 1 丁目 2 番 1 号 三井物産ビル |
資本金 |
36 億円 |
従業員数 |
1,569 名(2020 年 1 月時点 株式会社コンカーとクアルトリクス合同会社を含む) |
設立 |
1992 年 10 月 |
事業内容 |
コンピュータソフトウェアの開発販売、教育ならびにコンサルティング |
まとめ
エンゲージメントサーベイを取り入れる企業は増えてきましたが、正しいやり方で実施し、本当に効果を生んでいる企業はまだ少ないと言えます。
エンゲージメントサーベイはきちんと趣旨を説明し、似たようなサーベイは集約した上で、本音を回答してもらう必要があります。
またサーベイの結果に対して人事施策を打つことが最も重要で、回答して終わりでは何の意味もありませんよね。
エンゲージメントサーベイは社員のモチベーションなどを測る上で効果的な手段ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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