今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、採用をDXする「harutaka」を運営している株式会社ZENKIGEN様です。
オンライン採用に特化したサービスで、AIの力で面接をサポートする「harutaka EF」や「harutaka IA」と合わせて、業務効率化はもちろん、候補者との適切なマッチングを後押しします。
オンライン採用に興味をお持ちのすべての方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
オンライン採用をサポートする「harutaka」の公式サイトはこちら⇒
株式会社ZENKIGEN様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社ZENKIGEN様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、harutakaの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
harutakaは、採用のDXを実現する「採用DXサービス」です。
オンライン上での面接を可能にするエントリー動画機能、ライブ面接機能に加え、エントリー動画データをAI解析する「harutakaエントリーファインダー」(以下、harutaka EF)機能、ライブ面接中の動画データをAI解析する「harutakaインタビューアセスメント」(以下、harutaka IA)機能を提供しています。
提供開始から約4年半でソフトバンク、伊藤忠商事などの大手企業を中心に500社以上の採用をDX化してきました。
その中でも完全内製で創り上げたAIは、「人とAIの調和」をコンセプトにし、候補者、人事双方にとって有意義な就職活動/採用を実現する「デジタル時代の採用手法」として、数多くのメディアにも取り上げていただいております。
2021年2月リリースの「harutaka EF」は、1分程度のエントリー動画から「顔の表情」や「声」など様々な情報をAIが解析し、候補者の「印象情報」を定量化します。
エントリーシートや適性検査などの文字情報だけでは伝わらない候補者の印象が客観的に定量化されることで、より多面的かつ公平性の高い採用活動が可能です。
また、同年9月にリリースした「面接品質」を見える化する「harutaka IA」は、面接の動画データから、候補者と面接官の「表情の動き」や「発話比率」を候補者体験の品質の指標としてAIが解析し、定量化します。
ほぼリアルタイムで解析データに基づいたアドバイスを面接官へ行うことで、候補者との最適なコミュニケーションを明確にし、面接体験を向上させるサポートをします。
いずれのAI機能も、「AIが人を評価する」ことではなく、あくまでも人のサポートを行い、多面的で公平性のある採用活動の実現に寄与することが目的です。
Q2.「次にharutakaをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
社名にも掲げている「ZENKIGEN(全機現)」は、「人が持つ能力の全てを発揮する」という意味の禅の言葉です。
また、当社は「テクノロジーを通じて人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する」をビジョンに掲げており、「多くの大人が全機現する幸せな社会を次世代に引き渡したい」という意志を持っています。
一方、米国の調査会社であるギャラップ社が従業員エンゲージメントの調査を実施した2017年の調査結果によると、従業員エンゲージメントに関わる「熱意にあふれる社員(Engaged)」の割合が日本ではたったの6%であり、139カ国中132位と最下位に近いレベルでした。
多くの大人が大半の時間を過ごすのは「仕事」であるにも関わらず、その仕事において全機現できていない社会の現実があります。
こうした背景から、多くの大人が全機現する社会の創出に貢献すべく、「働く」のど真ん中であるHRの、数十年間ほとんど変化のない採用領域(=DX化することで多くの変化を生み出せる)から事業を開始いたしました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、harutakaの強み・優位性を教えてください。」
AIにおいて最も重要なのは「ビッグデータ」です。
harutakaは、このビックデータの収集エンジンとして位置付けています。
我々が保有する1分間の動画は、Webサイト3,600ページ分の情報量に相当するビックデータなのです。
また、従来のHR領域における膨大なデータはほとんどがテキスト情報であり、動画のビックデータはほぼ存在しませんでした。
これに対し、当社が保有する動画のビッグデータは表情まで解析できる非常に鮮明な動画であり、そのデータ数がすでに150万件以上を突破していることから、稀有なデータを大量に保有していると言えるかと思います。
こうしたデータを活用して事業化し、社会実装を実現している当社の強みは以下の5つだと考えます。
- 大手企業を中心とした450社以上の顧客基盤
- 指数関数的に増え続ける動画データ
- 事業構想力
- AIを内製できる技術力
- UI/UXを洗練できる専門家
これらが高速で回転し、PDCAサイクルを回せることが強みだと感じています。
Q4.「オンライン採用に特化しているとあります。直接面談をする従来型に比べてどのようなメリットがありますか?」
オンライン採用は、人事・候補者双方にとってメリットがあるかと思います。
候補者にとっては、時間や交通費の削減につながり、遠方にいても気兼ねなくエントリーをすることが可能です。
一方で、人事のメリットとしても、時間や場所にとらわれず採用活動を展開できるため、業務効率化の側面があります。
業務効率化で空いた時間を、人と人が向き合うという採用の本質的な時間へと充てられることが採用をオンライン化するメリットではないでしょうか。
コロナ禍では、多くの企業が何らかのツールで面接をオンライン化したと思います。
その中でもharutakaは採用に特化しているため、オンライン会議システムにはない、人事、現場の面接官、候補者にとって使いやすい機能を数多く保有しています。
また、UI/UXについても、すべて内製で専門家が監修しているため、一度ご利用いただくと人事・候補者双方が違いを実感いただけるのではないでしょうか。
Q5.「harutakaでのオンライン面接について、通常のオンライン会議システムで面談をする方法と比べて、どのような利点やサポートがありますか?」
通常のオンライン会議システムを利用する面接と比較して、多くの採用に特化した機能がありますが、代表的なものをご紹介します。
【候補者側のメリット】
- アプリのダウンロードが不要
harutakaを利用する際は、招待メールのURLをクリックするだけでライブ面接への入室が可能となっています。
- 事前の接続確認が可能
オンライン面接において、面接時の通信トラブルに不安を抱える候補者は多くいらっしゃいます。
harutakaでは、事前に複数項目での面接に必要な確認ができるため、通信環境やカメラ、マイクなどの接続トラブルを最小限に抑えることが可能です。
【人事側のメリット】
- 候補者/面接官双方の接続確認が可能
候補者同様、リモートワーク環境下での面接官もいるため、面接時の通信トラブルが大きな問題となります。
接続確認状況がダッシュボードで一元管理できるため、万が一うまく接続できない等のトラブルが発生した際には、事前及び本番中の個別フォローも可能です。
また、それでも解消されない場合には、365日お問い合わせ可能なサポートデスクもご用意しております。
- セキュリティの管理体制
Pマーク(プライバシーマーク)及びISMSの認証を取得しております。
harutakaは、これまで大手企業を中心に導入いただいておりますが、個人情報の取り扱いが特に厳しいとされる金融機関や自治体等にも導入実績がございます。
Q6.「すでに450社以上の導入実績があります。採用にかけるコストや工数は大きく削減できていますか?」
おかげさまで、harutaka導入後に「工数を削減できたことで候補者のアトラクトにより多くの時間を割くことができた」など、喜びの声も多く寄せられています。
しかし、コストや工数を削減することだけがDX化の目的ではありません。
単純な工数削減だけではなく、企業と候補者の適切なマッチングを実現することが重要です。
前述のとおり、オンライン化による工数削減は効果のひとつに過ぎませんので、多面的で公平性のある採用活動実現の実例も数多く出てきています。
Q7.「デジタルが苦手な面接官も少なくありません。スムーズなオンライン採用に向けてサポート機能などがあれば教えてください。」
harutakaは、面接官に対してもシンプルで使いやすいUI/UXを追求しています。
面接官用URLが自動で発行されるため、面接官は指定された時間に、指定されたURLをクリックするだけで入室が可能です。
また、過去の面接評価なども同画面で閲覧ができ、当日の評価もその場で入力し、残すことができます。
文字情報での引き継ぎだけでなく、面接を録画することで次の面接官に向けた注目ポイントもスタンプで表示することが可能となっており、デジタルが苦手な面接官の方でも、面接から評価、引き継ぎまで行える機能が搭載されています。
Q8.「株式会社ZENKIGENとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
前述のとおり、当社のビジョンは「テクノロジーを通じて、人と企業が全機現できる社会の創出に貢献する」です。
採用DXサービスharutakaの提供だけでは、到底実現できることではありません。
2021年11月には職場におけるマネージャー・メンバーの関係性を定量化し、つながりを強化する1on1改善サポートAI「revii(リービー)」を提供開始しました。
「revii」のリリースにより、採用から入社後の活躍までの一貫したデータを分析できるようになります。
ビジョンから一歩もブレることなく、テクノロジーを活用し、より人間的でより生産的な活動を実現すべく、まずはHR領域での更なる拡大していきたいと考えています。
Q9. 最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
テクノロジーは指数関数的に進化を続けています。
「人」を扱う領域においては、テクノロジー活用による「効率化」の観点だけでなく、創り手(当社)と使い手(人事)の倫理観や責任が重要です。
お客様と共に、この思いが少しでも広がることを願っております。
当社及び当社サービスへご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
お待ちしております。
【サービスサイト】
録画動画の選考をAIの分析でアシスト「harutaka EF」
“面接品質”を見える化するharutakaのAIサポート「harutaka IA」
株式会社ZENKIGENの会社情報
会社名 | 株式会社ZENKIGEN |
所在地 | 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階 |
代表取締役社長 | 野澤 比日樹 |
公式サイトURL | https://zenkigen.co.jp/ |
最後に
今回は、「harutaka」を提供している株式会社ZENKIGEN様のインタビュー記事を紹介しました。
他の追随を許さないビッグデータを持ちながら、あくまでも人をサポートする立場としてAIを捉えているのが印象的でした。
今後も「全機現」の実現に向けて拡大していくサービスから目が離せませんね。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからharutakaの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社ZENKIGEN様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
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