今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、営業育成をDXする「リフレクトル」を運営しているCo-Growth株式会社様です。
動画を撮影してフィードバックをもらう形式の、アウトプット型の育成に強みを持つシステムで、営業力や対話力を向上させるための仕組みが多数盛り込まれています。
人材育成に対する問題意識をお持ちの方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
アウトプットで人材を育成する「リフレクトル」の公式サイトはこちら⇒
Co-Growth株式会社様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「Co-Growth株式会社様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、リフレクトルの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
リフレクトルは、営業育成をDXするクラウド・トレーニング・システムです。
動画や音声記録を活用したフィードバックにより、効果的・効率的、短期間での営業力向上、対話力向上を実現します。
アウトプット型の育成に主眼をおいた設計で、営業商談力を始めとして、プレゼンテーション力、ファシリテーション力、面談力などの発揮型のスキル向上に強みを持ちます。
アウトプットを簡単に取り扱えるよう、アプリで録画・共有が手軽に行える、あるいはオンライン商談・面談等をZoomやTeamsとのシステム連携で取り入れられる仕組みも整えました。
また、成果につながるフィードバックができるよう、評価基準の設定や目線合わせが可能です。
そして、アウトプット型のトレーニングから生まれる動画&フィードバックを、組織の資産としてナレッジシェアできます。
これらの取り組みを動画の全文文字起こしやチャプター分け、話者比率の分析などを、AIが自動で行って強力にサポートします。
Q2.「次にリフレクトルをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
創業者の佐々木文平は、リフレクトルの開発に着手する前、コンサルティング会社を経て、人材育成・組織開発の仕事に携わっていました。
その際に、プレゼン力などの発揮型のスキル習得に必要な一連のプロセスの中で、「インプット」は研修やeラーニング等の組織的な取り組みが充実しているけれども、その先の「アウトプット」に対するフィードバック、内省までの仕組みは現場任せとなり、現場の上司・先輩の属人性に委ねられていることに課題意識を持ちます。
組織的な育成企画をする人からは、現場までは手が届かないのです。
これを、デジタルの仕組みを活用すれば解決できると考えました。
また、行動を変えるのにとても有効な動画の活用ですが、動画を撮ることはスマホ等の普及で非常に身近になりましたが、撮った動画の効果的な振り返りはほとんど行われていませんでした。
動画は観るのに時間がかかるので有効に活用されないのです。
そこで、動画の場面を抽出してフィードバックできるサービスを作れないかと発想し、リフレクトル開発に繋がりました。
デジタルの仕組みを使うことで、インプットの先にあるアウトプット、それにつづくフィードバックまでを組織でしっかりと行い、営業力・対話力の確かな向上につなげることが出来ます。
我々は、人が成長する可能性に限界はないと信じています。
その一方で、入社後に伸び悩み、「自分には合わない」と折れてしまう人材は少なくありません。
新卒入社3年の離職率がいまだ30%を超えている現実がありますが、原因のひとつに、個人に合わせた育成ができていないことが挙げられます。
例えば、集合研修では個別の対応は難しく、さらにその研修内容は上司に引き継がれていないことも多い。
現場で行われる上司の指導も属人的で、伸びるか伸びないかは上司との巡り合わせに左右される「運任せ」になっています。
リフレクトルはこの問題を解決する、強力な仕組みです。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、リフレクトルの強み・優位性を教えてください。」
リフレクトルは、商談を録画・分析するSales Techや、eLearning/LMS、また動画マニュアル等のサービスと、お客様のニーズにより競合することがあります。
リフレクトルはこれらの基本的な機能を一通り備えている上で、競合サービスと比較した際
- アウトプットファーストの設計
- フィードバックの質を向上する機能の充実
- 同時進行型のナレッジシェア
- カスタマーサクセスおよび外部トレーナーの活用
の4点において、特に優位性があります。
詳しく解説させていただくと
- アウトプットファーストの設計
リフレクトルは、アウトプットファーストの考え方のもとに設計されているので、実践型の育成が非常に行いやすいです。
例えば、ロープレ課題実践の際には、アプリを起ち上げて最初に開くトップページに分かりやすく録画開始ボタンが表示されますので、導線に迷うことなく即時に録画をスタートできます。
また、Zoom及び TeamsとAPI連携していることから、実際の商談に対してのフィードバックでも活用しやすいです。
現在進行中のオンライン会議に対して同席者がフィードバックを入力し、後から録画とフィードバックを重ね合わせることもできます。
アウトプットに対してフィードバックを行う機能への注力、徹底したアウトプットファーストへの姿勢は群を抜いています。
さらに、AIが実際の商談を見える化。
全文文字起こし、チャプター分け、話者比率の分析などを行い、アウトプットにつづく営業力・対話力の育成を強力にサポートします。
- フィードバックの質を向上する機能の充実
① 特定の場面へのフィードバックが可能
一連の実践動画の中から指摘したい場面を切り出し、ポイントを絞ってフィードバックを与えることができるので、実践者は自らの要改善点を明確に理解できます。
② 評価者の観点すり合わせ、評価基準の整備が可能
同じ実践動画に対して複数の評価者が入力したフィードバックを可視化して見比べることで、評価者の目線合わせが行えます。
また、的確な指摘・フィードバックができるよう、組織として共通の評価基準を整えることも可能です。
なお、現場での運用に最適化したレポート機能を備えており、実践数やフィードバックを毎月集計する手間をかけずに、ワンボタンでレポート化できます。
- 同時進行型のナレッジシェア
上記のアウトプットファーストxフィードバックの設計のもとに自然と蓄積される実践動画、フィードバックを簡単にナレッジデータベースにして活用することが出来ます。
例えば、オンライン商談のQ&Aやベストプラクティス対応をタグ付けしたり、カリキュラムの手本として活用するなどです。
大きな労力を投入するナレッジシェアではなく、トレーニングの中で自然と実現できるナレッジシェアが可能になります。
- 外部トレーナーの活用
上記の運用について、弊社のカスタマーサクセスがこれまでの経験をもとに、お客様に合わせた最適な形を作ることをお手伝いし、軌道に乗るまで伴走します。
また、クラウドSaaSのオンライン営業、住宅営業、ブライダルなどの分野で、トレーニングセッションや目線すり合わせのワークショップのファシリテーションを、外部の営業エキスパートが担うことも可能です。
Q4.「自分の商談を動画で客観的に見て、指導を受けることができるとあります。動画の録画、保存、切り取りなども簡単にできますでしょうか?」
スマホやタブレットなどのモバイル端末にリフレクトルのアプリをインストールの上、弊社が発行するアカウント情報を元にログインいただければ、アプリを起ち上げるとすぐに撮影が可能です。
直感的に操作できるUIとなっていますので、動画の撮影、録画保存、切り取りなどの一連の作業も簡単に行えます。
Q5.「動画をスマホで撮り、そのままスマホで指導やフィードバック、ライブラリ保存もできますか?モバイルのみでも完結しますでしょうか?」
動画の撮影、録画保存、フィードバック入力、ライブラリ保存など一連の作業は、すべてモバイル端末上で完結します。
スマホアプリを起ち上げると一番目立つところに録画ボタンがあり、その後の一連の流れも選択肢を選ぶだけで自然と操作できます。
Q6. 「お手本となる動画や、部分的なシチュエーションを切り取り、保存しておくことはできますか?動画のライブラリ機能も充実していますでしょうか?」
はい。
リフレクトルは特定の場面を切り取ってフィードバック入力できることを特徴としていますので、動画の一部分を切り取り、保存しておくことができます。
また、チャプター分けの機能を活用していただくことで、例えば、商談の中のヒアリングパートだけを見たい場合、一連の動画の中からヒアリングパートとそれ以外をチャプターで区切ることなども可能です。
動画のライブラリ機能も充実しています。
お手本動画の保存もできますし、実商談や普段のトレーニングの動画の中から勝ちパターンを見つけ、ライブラリ化することも可能です。
それらをそのままカリキュラム化したり、脚本化したりもできます。
また、タグ付けの機能も非常に使いやすく、特に優秀な動画にタグをつけ、メンバーへ共有することもできます。
Q7.「社内だけではなく社外のプロからもフィードバックをもらうことはできますか?営業力促進のためのオプションやサービスがあれば教えてください。」
弊社はシステムの開発・運用と並行して、システムを活用して営業成績向上へとつなげるトレーニングメソッドの開発も行っています。
運用には典型的に3つの形があり、いずれも社外のプロ・トレーナーをリモートで活用可能です。
なお、社内トレーナーの育成も積極的に支援しています。
- チームをまとめて育成する形
上司のリソースが限られているなか、1on1の育成に限界を感じている方向け。
リフレクトルなら1対多数で、ひとつの実践動画にみんなでコメントして議論することで、優れたメンバーの持つ知見や目線を共有し、メンバーの自己成長を高めることが可能です。
- 個人を短期集中改革する形
オンライン商談の普及に伴い、実商談を動画記録に残しやすくなりました。
それを元に、スキルを持つトレーナーがトレーニングすると、成約率を短期で向上させることができます。
- 新人のオンボーディング(早期戦力化)を目指す形
新人がまずできるようになるべきことを、体系的に整理・リスト化し、全項目の「合格」を目指す取り組みです。
型通りにできるようになっているかのチェックは内部で行っていただいても良いですし、リソースがない場合は外部トレーナーを活用していただくこともできます。
Q8.「動画プラットフォームの導入となりますが、簡単に導入や運用はできますか?使い方についてのサポートなどもあれば教えてください。」
アプリを使い始めることはとても簡単です。
まずは動画を蓄積することから始めていくことが可能で、リフレクトルで蓄積をするとその後、育成の形へと発展させる道筋が見えてきます。
その先の実践型の育成で成果が出る体制の構築には、1-2ヶ月は必要です。
お客様と弊社のカスタマーサクセスが相談しながら、お客様にとって最適な形を作り上げていきます。
Q9.「Co-Growth株式会社としての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
リフレクトル開発元のCo-Growth株式会社は「多用な個を磨き、発見と成長を創る」をミッションとして掲げています。
ロゴマークでも、丸と三角と四角で多様な個を表し、それぞれが交じり合うことによって成長していく様を描いています。
良いサービスや商品を持っている方々がそれを必要としている方々にその価値を伝え、いかにお互いがwin-winな形を作り出せるかをゴールとしており、リフレクトルで商談力をトレーニングすることはその一環です。
そういった力を伸ばしていくためには、システムを磨いていくことに加えて、きちんと育成できる人を増やしていくことがとても大切です。
育成者の数を増やしたいのはもちろん、成長ステージにある組織は組織内で育成者を確保できないなどの事情があるので、外部のリソースも柔軟に使っていただけるようにしたいです。
営業力向上のニーズがある企業は世の中にかなり多く、メジャーなテーマですので、お客様となる企業の範囲は今後さらに広げていく予定です。
デジタルの力で育成を可視化することによって、一人ひとりの行動をしっかり伸ばすのが育成の一般的なあり方になるように。
そして、自己の可能性が見出せずに辞めていく人を少しでも減らせるように。
今後も歩みを進めていこうと考えています。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者について、一言お願いします!」
育成の形には正解がありません。
企業のステージや世の中の状況によってどんどん変化もしますので、特にデジタル化による変化が激しい今、どのような形を作れば良いのか悩んでいる方も多いと思います。
関わる人の多い現場の育成に踏み込もうとすると尚更です。
我々は、デジタルを活用した現場育成の最前線でいろいろなケースを見てきていますので、壁打ちの議論であってもお役に立てることはあると思います。
少しでも関心があれば、ぜひお気軽にコンタクトしてください。
Co-Growth株式会社の会社情報
会社名 | Co-Growth株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区神田佐久間河岸91番地2階 |
代表取締役社長 | 佐々木 文平 |
公式サイトURL | https://co-growth.jp/ |
最後に
今回は、「リフレクトル」を提供しているCo-Growth株式会社様のインタビュー記事を紹介しました。
これまで現場や上司に委ねられていた、人材育成におけるアウトプットに組織的に取り組むことは、大きな成長と成果を生み出してくれるのではないでしょうか。
個人のみに蓄積されていたノウハウを組織全体で共有できるだけでなく、外部リソースに任せられるのもうれしいですね。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからリフレクトルの公式サイトをチェックしてみてください。
Co-Growth株式会社様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
人事に関してのお困りごとをお持ちの方は、
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と悩まれているのではないでしょうか?
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