今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、シフト調整と人材確保が簡単にできる「matchbox」を運営している株式会社Matchbox Technologies様です。
シフトに対して働きたい人が申し込み、管理者側が適任者を選ぶという形でのシフト調整が可能で、既存の人員では足りない場合は、単発人材の採用まで行えます。
人材不足やシフト調整にお悩みのすべての企業の方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
マッチングの機会を最大化して人手不足を解消する「matchbox」の公式サイトはこちら⇒
株式会社Matchbox Technologies様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社Matchbox Technologies様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、matchboxの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
お仕事アプリmatchboxは、すべての人がすべての企業でギグワークを実現できるようにすることを目指したサービスです。
matchboxでは、デジタル上で既存従業員のシフト配置・管理と、ギグワーク人材の募集を同時に行うことができます。
既存従業員はデータベース上に登録されており、既存従業員からのシフトへの応募をシステム上で管理可能です。
また、シフトに対して既存の人材だけでは不足してしまう箇所は、ギグワークのような単発人材の募集を行うことができます。
勤務が確定した場合は、人材に合わせた雇用手続き、給与計算、支払いなどにも自動で対応可能です。
ギグワーク人材も一度きりの関係ではなく、登録申請を行って事業者が承認することで、事業者のデータベースに登録されます。
登録後は、事業者は経験者として登録者に募集を出すことができ、登録者は自分の気に入った事業者の求人が自動で届くようになります。
Q2.「次にmatchboxをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
matchboxを展開するマッチボックステクノロジーズの前身となるフュージョンズホールディングスは、元々コンビニエンスストアの店舗経営から始まりました。
コンビニ経営時代から、コンビニ店舗管理のDX化(業務用ソフト開発)を行い、さらにはコンビニエンスストア向けの人材派遣会社も設立し、店舗と人材をマッチングするデジタルサービスも開発しました。
コンビニエンスストアの店舗経営から人材派遣までを通じて、現場の感覚を体験してきたことで「人手不足や急な欠勤」「不足人員を補うための連絡の煩雑さ(電話やLINEで個別に何度も連絡しなければならない)」「現場の労務管理の複雑さ」などの課題は、コンビニエンスストア以外の多くの業種でも同様であることに気づきます。
それらの課題をデジタルでの解決してきた経験を活かし、より汎用的な人材マッチングサービスを展開するべく、matchboxを開発しました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、matchboxの強み・優位性を教えてください。」
他の人材サービスは短期人材の雇用の際、人材会社を介してマッチングする形になっており、働き手との長期的な関係の構築が難しくなっている場合があります。
また、現役従業員と短期人材を個別に管理する必要がある場合があり、現役従業員のシフトを確定させてから初めて短期人材の必要性に気づくなど、スピード感のある対応が難しくなっていました。
matchboxでは、継続して働いてもらいたい短期人材に、自社や自店舗のmatchboxに登録してもらう事で、継続して限定求人が届くようになります。
登録を増やせば増やすほど、より多くの人材に一括して求人を出すことができるようになるため、シフトの悩みがなくなります。
また、短期人材も含めた全ての人材に求人を一括公開する事ができ、データベースにいない人材も戦力として一度に確認することができます。
また、働き手にとっても自分の都合に合わせて様々な企業の求人に応募することができるほか、自分にとって働きやすい店舗に登録することで、継続した雇用を安定的に得ることができます。
これらの機能はmatchboxが特許として取得しており、他社にはマネのできない強みです。
Q4.「人材を社内のマッチングアプリで見つけるとしています。既存社員や新入社員だけではなく、退職した社員にもアプローチできるのですか?」
退職した社員も、matchboxに登録してもらうことで一括求人を出すことができます。
OBOGのみを対象にした限定求人を出すこともでき、慣れている人材を中心に雇用したいときに効率的なアプローチが可能です。
Q5.「人材が多様ですと、契約形態や労務管理も大変ですよね?人材に合わせて対応できますか?」
現役従業員であれば、時間に応じた残業代などがシステム上で自動的に計算されます。
短期人材であれば、源泉徴収票や雇用契約書も自動で発行され、多くの人材を管理する場合でも労務管理の手間はほとんどかかりません。
Q6.「外部から人材調達するよりもコストや工数が減らせると思います。具体的にどの程度コストメリットがありますか?」
短期人材の確保のため派遣会社を活用していた企業では、matchboxに移行することで給与を減らさず、人件費を70%削減した例もあります。
また同様に、matchboxで幅広い人材を登録した企業では、社員残業時間ゼロを達成したそうです。
Q7.「すでに導入企業があると思います。実際に社内マッチングは効果的に機能していますか?実例などあれば可能な範囲で教えてください。」
特定の導入店舗では、募集シフトの2倍以上の応募がmatchboxからあった例もありました。
また、店舗によっては他店舗の従業員からの応募が40%を超えた例もあります。
店舗の方のご意見では、matchboxでシフトが柔軟になったことに加えて、前日などの直前でもシフトに申し込みやすくなっているため、シフトへの申込みが増えているとおっしゃられていました。
特定企業の全従業員92名の方へのアンケートでは、matchboxのみでのシフト管理について「賛成」が77人と83%を超える賛成を得られており、店舗、従業員ともにマッチングが上手くいっています。
Q8.「導入から運用開始までどれくらいかかりますか?またデジタルが苦手な社員でも、導入サポートはしっかりしていますでしょうか?」
企業の業態に合わせたカスタマイズも含めて、導入作業はすべてこちらで行っています。
導入企業はスマートフォンアプリおよびPCで求人の出し方、人材の登録方法など簡単な操作を理解するだけで使用可能です。
利用方法の説明も個別に丁寧に行っています。
Q9.「株式会社Matchbox Technologiesとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
新型コロナウイルスなどの影響もあり、働き方のスタイルは大きく変わりました。
企業は人を雇いたくても必要な人材の波が読めず、かといって常時人を雇用するわけにもいかない。
働き手は、「副業で稼ぎたい」「休職中にも稼ぐ必要がある」「企業に依存しない働き方を模索し始める」など、新たな関係性が求められています。
matchboxは、これからの企業と働き手の関係を「ギグワーク3.0」と題し、より柔軟に働ける社会の構築を通じた、人や組織の課題解決を目指していきます。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
身近な人に「柔軟な労働環境」を提供すれば人手不足は解消できます。
雇用主も従業員も無理なく、自分らしく働ける。
そんなセカイを皆で創りましょう。
まずはご相談だけでもしていただければ幸いです。
株式会社Matchbox Technologiesの会社情報
会社名 | 株式会社Matchbox Technologies |
所在地 | 新潟県新潟市中央区女池上山3-14-10 |
代表取締役社長 | 佐藤 洋彰 |
公式サイトURL | https://matchboxtech.co.jp/ |
最後に
今回は、「matchbox」を提供している株式会社Matchbox Technologies様のインタビュー記事を紹介しました。
人材不足をマッチングの機会を最大化して解決できるのはもちろん、業務効率化や人件費の面からも非常に魅力的なサービスですね。
すでに1,200以上の事業所で採用されているとのことですが、今後もさらに広まっていくことは間違いないでしょう。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからmatchboxの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社Matchbox Technologies様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
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