今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、人事統合システム「LaKeel HR」を運営している株式会社ラキール様です。
人事労務に必要な機能はすべて網羅した上で、そのデータを活用して業務を可視化し、戦略人事の実行までサポートします。
人事部門を変えていきたいと考える企業の方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
戦略人事を実現する人事統合システム「LaKeel HR」の公式サイトはこちら⇒
株式会社ラキール様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社ラキール様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、LaKeel HRの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
LaKeel HRは、戦略人事の実行をサポートするSaaS型の人事統合システムです。
統合システムとは人材管理、給与計算、勤怠管理をはじめとし、入退社手続きやタレントマネジメントなど、基本的な人事労務に必要な機能は網羅しているシステムのことです。
データ分析により休職・退職予備軍の抽出など、ネクストステップのためのヒントを得ることができるだけでなく、改善実行フェーズにはタスク共有などの側面からサポートしています。
業務プロセスを可視化する機能や、ポータル画面を個別カスタマイズする機能を搭載し、直感的に使いやすいデザインにより、人事も現場も、だれもが使いやすいシステムになっています。
Q2.「次にLaKeel HRをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
昨今、人事部門への期待役割は、「効率化・スリム化・合理化」の働き方の管理から、個の特性を最大化するための「働きがいの創出」へ大きく変化をしており、「オペレーション人事」から「戦略人事」への変化が期待されています。
「働きがいの創出」には、多様化する従業員一人ひとりに目を向けたエンプロイーエクスペリエンスの向上が不可欠であり、データ分析の結果を根拠としてアクションする必要性が高まってきました。
しかし、多くの人事部門は、業務の属人化やオペレーション工数の増加などの課題も山積しており、データ分析を実行する余力がない企業が大半です。
また、「折角データ分析をしてもやりっぱなし」「実行が進まない」という声もよく聞きます。
そこで、私たちは日本の人事部を「オペレーション人事」から「戦略人事」へ変革させるために、人事部の余力創出、業務の可視化による属人化の排除、統合したデータ管理だけでなく、データ分析結果から次のアクションまでを簡易に実行できる人事システムが不可欠と考え、「LaKeel HR」の提供を開始しました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、LaKeel HRの強み・優位性を教えてください。」
- 統合システムのため、多くのデータが蓄積され、その分析が簡単にできる
弊社が人事部門の226名に実施したアンケート結果では、約50%の企業が人事業務に関わるシステムを2~4つ保持しています。
企業規模が大きくなるにつれ、保持しているシステムの数も増えていく傾向にありました。
例えば、エンゲージメントサーベイ、評価、勤怠のシステムが異なる場合、それぞれにあるデータを掛け合わせて分析したい場合は、負担が大きくなります。
LaKeel HRなら、社員のアンケート結果や面談記録なども含め、様々なデータを蓄積することが可能です。
- 人事以外の現場の方にもフレンドリーなデザイン性・操作性
人事部門だけが人材・組織データを扱う時代から、現場でもデータを活用し、人材・組織開発をしていく時代に変化しています。
既存の競合が提供している統合型人事システムでは、人事担当者向けの機能は充実していますが、現場社員が使うことが想定されていないものがほとんどです。
LaKeel HRは、現場と人事の情報連携やタスク管理など、コラボレーションして仕事を進められる機能が豊富です。
- システムが陳腐化しない
LaKeel HRは、マイクロサービスという技術で作られたシステムです。
マイクロサービスとはAPIエコノミー時代に非常にマッチする技術であり、他のシステムとの連携を容易に実現できます。
パッケージ化された機能だけで個社固有の業務に対応できない場合は、すばやく追加の機能を開発することもできます。
法令や社会トレンドに合わせて、部品単位で機能を入れ替えることもできますので、常に最新の状態にシステムを維持することが可能です。
Q4.「経営視点で人材マネジメントができるとあります。この経営視点とは具体的にどのような視点ですか?それを可能にする機能も教えてください。」
例えば、現状の人員構成や保有スキルと理想とのギャップを、いかに埋めるかという人事戦略を立てている企業も多いかと思います。
しかし、VUCAと呼ばれる未来予測が難しい時代では、社会変化も大きく、事業の方針が急転することも少なくありません。
経営視点とは、そういった変化に人事が受け身になることなく、人材や組織はどうあるべきかをタイムリーに提案できることです。
そこで必要なことは、簡単に現状が可視化できること、またシミュレーションができることだと思います。
弊社はLaKeel HRの販売開始前から、BIツール「LaKeel BI」も開発販売していたため、社内にノウハウがあります。
これは、LaKeel HRの分析・シミュレーション機能開発の強みです。
Q5.「戦略人事の重要性はこの数年で非常に高まってきましたよね。LaKeel HRならば従来の人事とどのような点で異なる役割を果たせますか?」
私たちは、「戦略人事」にも2タイプあると考えています。「戦略立案人事」と「戦略実行人事」です。
残念ながら、「戦略人事の重要性を理解し、取り組みを始めたけれども、うまくいかない」という企業は少なくありません。
LaKeel HRでは、「戦略実行人事」を実現するために2つのポイントがあると考えています。
ひとつは実行フェーズで現場の負担なく、確実にアクション出来る仕組み。
もうひとつは、そのアクションにより改善できているか効果を検証できるように可視化することです。
例えば、部下にエンゲージメントサーベイの結果が低い社員がいる場合に自動通知が来る、対象社員の情報や過去の履歴がすぐに確認できる、LaKeel HR上で面談実施のメッセージを送付できる、スケジュールに自動で反映される、面談が漏れている時はアラートが来る、ということを仕組み化して、人事も現場も負担を減らし、実行力を引き上げます。
Q6.「様々な人事業務をひとつのシステムに集約できるとあります。デジタルが苦手な人事部員は多いですが、システム導入は全面的にサポートしてもらえますか?」
はい、もちろんです。
当社の経験豊富な導入コンサルタントが、契約直後から稼働までのタスクを洗い出し、定期的に打ち合わせをしながら進めていきますので、ご安心ください。
一般的に、プロジェクトの失敗の要因として、要件定義・設計が不十分であることが多いので、特にそのフェーズは時間をかけてサポートしています。
また、導入方法は標準化しており、必要なツールも複数ご用意しました。
導入から半年間はオンボーディング期間と位置づけ、人事部門だけでなく、会社全体でLaKeel HRを活用し、十分な効果が出せるようにサポートします。
Q7.「業務プロセスの可視化が可能になると思います。人事業務以外にも応用できますか?」
人事業務以外でも活用できます。
人事業務は、入退社手続き、産休・育休手続き・年末調整・人事考課など、業務プロセスを可視化することで人事も現場も効率が良くなることが多いため、LaKeel HRでは可視化機能を標準機能として備えました。
一方でこの機能は、LaKeel HR以外の他システムと連携させることも可能ですので、総務や経理などの業務を組み合わせてプロセスを作成することができます。
さらにこの機能は、ひとつの製品として単体でも販売しているものですので、LaKeel HRと完全に切り離して業務プロセスを作成することも可能です。
個社固有の業務プロセス用に自由にカスタマイズして、広くご活用いただけるとうれしいです。
Q8.「すでに導入企業があると思います。特に好評の機能やサービスがあればぜひ教えてください。」
LaKeel HRは2021年9月に販売を開始しているのですが、2022年1月に従業員4万名規模の金融・保険業の企業で稼働しました。
この企業は、年間5,000人の入社手続きをすべて紙で実施していたのですが、内定者がモバイルで申請でき、人事の手続きも進捗状況が可視化され、遅延している人のリマインドなどもシステムからできるので、大幅な工数削減に繋がりました。
業務の可視化は、ボトルネックがわかるので、将来的には業務改善にも期待できます。
Q9.「株式会社ラキールとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
私たちは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。
多くの企業が、事業変革や企業価値の向上を目的にDXに取り組み始めたところかと思います。
そんな中、ここ数年、SDGsをはじめとした「持続可能性」も注目され、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)についても話題になっています。
弊社製品は、柔軟に形を変えながら成長し、将来にわたり持続利用することが可能な「サステナブルソフトウェア」として開発されていますので、企業のITの負債化を防ぐと同時に、DX・SXの実現にも貢献できると考えています。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
「オペレーション人事から戦略人事へ移行したい」「業務の属人化を解消したい」「経営や現場に貢献できる人事部門へ変革したい」…そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
人事システムの導入は不安が大きいと思いますので、情報収集のお手伝いからできればと思います。
LaKeel HRはまだ生まれたばかりの製品ですが、今後も多くのお客様のビジョンを実現できるように成長し続けてまいります。
ご期待ください。
株式会社ラキールの会社情報
会社名 | 株式会社ラキール |
所在地 | 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー33階 |
代表取締役社長 | 久保努 |
公式サイトURL | https://www.lakeel.com |
最後に
今回は、「LaKeel HR」を提供している株式会社ラキール様のインタビュー記事を紹介しました。
表裏一体になっている業務のDX化と戦略人事の実行を、どちらも丁寧にサポートしてくれるシステムですね。
SXまで見据えた柔軟なサービスで、これからも時代の変化に対応し続けてくれることでしょう。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからLaKeel HRの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社ラキール様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
人事に関してのお困りごとをお持ちの方は、
「数ある人材系の会社の中から、自社の課題を解決してくれる最適な会社を見つけるにはどうしたら良いんだろう?」
と悩まれているのではないでしょうか?
世の中には大勢の人材会社が存在し、自社に合った会社を絞り込むだけでも一苦労です。
依頼する会社選びを間違えてしまうと、相場よりも高額な費用がかかってしまったり、表面的な支援のみで結局課題が解決されないケースもあります。
「人事の問題を解決するにあたって、総合的な相談ができて、一緒に伴走してくれる会社やサービスを知りたい!」
上記のように考えている人におすすめのサービスが、人事に関する悩み事に総合的に寄り添ってくれる「TANEDA」です。
TANEDAの具体的な特徴は、以下の通りです。
- 「教育・研修」「人事制度」「採用支援」「人事戦略」「労務管理」などあらゆる人事の悩み事に対応している
- 経営戦略やマーケティング、営業や会計など、人事の範囲を超えた研修も行なっている
- 日本全国でさまざま業界・規模の企業の支援実績がある
- 助言やアドバイスなどの表面的なサポートだけでなく、ハンズオンで内部に入っての支援を行なっている
- 標準化・マニュアル化されたサポートではなく、企業ごとにオーダーメイドの提案を行なっている
上場HR企業やリクルート出身者、CHRO(最高人事責任者)経験を持ったメンバーで構成されており、心強いパートナーとして伴走してくれます。
人事に関する悩みであれば総合的に相談に乗ってくれるので、気になった方は下記のボタンから資料を無料でダウンロードしてみてください。