今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、社内勉強会のコンテンツを提供する「ロクゼロ」を運営している株式会社ヒップスターゲート様です。
コンテンツは60分の短時間でまとめられており、こだわりのファシリテーターマニュアルを活用すれば、未経験の人でもファシリテーターになれます。
人材教育になかなか手が回らない中小企業の方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
60分の社内勉強会をつくる「ロクゼロ」の公式サイトはこちら⇒
株式会社ヒップスターゲート様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社ヒップスターゲート様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、ロクゼロの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
ロクゼロは、専用ビューアによって電子版のテキストをストリーミング利用できるサービスです。
提供されているコンテンツをそのまま使用できるので、勉強会のために資料を作成する手間がかかりません。
テキスト類は専用サイトで表示し、画面上でのメモ書きも可能です。
【主な提供ツール】
- テキスト(ストリーミングによる提供)
- ファシリテーターマニュアル(ストリーミング・ダウンロードによる提供)
- 社内勉強会のお役立ち資料(ストリーミング・ダウンロードによる提供)
Q2.「次にロクゼロをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
「今いる人材のスキル底上げをお客様企業ご自身でできないか」と考えたのがきっかけです。
厚生労働省の発表によると、2019年9月の有効求人倍率は1.57倍で、バブル期を超える高水準でした。
当然、企業の採用活動は難航します。
また、大企業に比較して中小企業が採用で結果を出すのは非常に難しくなっています。
こうした中、今以上に人材獲得に多くの時間と労力を費やすことは得策ではありません。
そこで、「採用志向」から、今いる人材を強化する「教育志向」にシフトする必要があると思ったのです。
企業での教育として多くの方が連想するのは、「集合研修」や「現場指導(OJT)」ではないでしょうか。
しかし、これら2つの実践は中小企業にとってハードルが高いのが現状です。
なぜなら、集合研修は社員を時間的に拘束し、会場費や外部講師への支払いにコストがかかるからです。
また現場指導(OJT)は、意図的・計画的・継続的に推進しなければ、社員の成長に繋がりません。
OJTに費やす時間の捻出、人材の確保には配慮や工夫が必要になります。
そこで私どもが注目をしたのが、「社内勉強会」という教育手法です。
社内勉強会とは、現場で活躍する社員が自分たちの成長のために、外部講師を呼ばず自主的に実施する学びの場です。
社内勉強会に参加することによって、現場で直面する問題の解決法、さらには解決の為のスキルや知識を能動的に身につけることができます。
私どもはこのような社内勉強会が全国の中小企業に浸透することによって、日本の総合力は間違いなく高まると確信しており、その実現のために、電子テキスト「ロクゼロ」を開発いたしました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、ロクゼロの強み・優位性を教えてください。」
電子テキスト 「ロクゼロ」の大きな強みは、60分という短時間で社内勉強会を開催できることです。
集合研修は、通常1日~2日間程度の時間を要します。
その間は、受講者を研修会場に拘束する必要が生じますが、少数精鋭の中小企業が生産性を高める上で望ましい状況とは言えません。
電子テキスト「ロクゼロ」での社内勉強会は、60分という短時間での開催を可能にしているため、社員の拘束時間を大幅に削減できます。
Q4.「60分で完結するコンテンツの具体的な作成工数はどの程度でしょうか?」
1テーマにつき1カ月程度です。
作成工数を少なくしてリリースの頻度を上げ、お客様にスピーディーに新しいテーマを提供したいと思っています。
しかしながら、早ければ良いというものでもなく、内容の吟味やマニュアル作成といった細部にも力を注いでいます。
- テーマ選定
- 目次作成
- テキスト作成
- ファシリテーターマニュアル作成
- 細部調整→校閲→校了
上記フローを丁寧に進めています。特に後述する「ファシリテーターマニュアル」は、ロクゼロの提供コンテンツの中でも肝になる部分ですので、力を入れて制作に取り組んでいます。
Q5.「誰でもファシリテーターを務められるとあります。なぜ経験がない社員でも可能なのかを教えてください。」
ファシリテーター未経験の方は、勉強会進行の勘所が掴みにくいものです。
そこで、マニュアルの出番となるわけです。
ロクゼロには、全テーマ分の「ファシリテーターマニュアル」を用意しています。
勉強会の参加者が閲覧する「テキスト」には、知識を習得するための説明文、テーマの理解を深めるためのディスカッション演習が盛り込まれています。
一方で、これらを効果的に進行するための虎の巻が、ファシリテーターだけが閲覧できる「ファシリテーターマニュアル」です。
【ファシリテーターマニュアルの特徴】
- 60分の時間構成が記載されている
- 進行上のアドバイスやフィードバックのポイントが記載されている
- 印刷が可能である
印刷については、お客様からの要望を受けてマニュアルのみ可能としました。
このマニュアルを活用して事前準備していただければ、例え講師やファシリテーター未経験の方であっても、確実に社内勉強会を実施することができるというわけです。
Q6.「全ユーザーがソフトやアプリなどを導入する必要はありますか?」
特にございません。
動作環境だけ事前にご確認いただければ、インターネット上ですべてが完結します。
お申込み完了後に発行されるIDとパスワードを、指定のURL上で入力いただくだけで、すぐに使用可能です。
また、インターネット環境さえあれば、PCに限らずタブレットやスマートフォンからでも閲覧できます。
ちょっとした隙間時間や、電車の移動中などにもぜひ活用いただきたいですね。
Q7.「料金体系について教えてください。コンテンツの量によっても料金は増えますでしょうか?」
ご希望のID数によって料金をレンジ設定しています。
そのため、お申し込みの際にご契約IDの数を申請いただいています(ご契約単位は、「企業」「支社」「部門」です)。
また、基本的には全コンテンツ使い放題ですが、マニュアルの閲覧・印刷権限はファシリテーターを務める方のみに付与しています。
料金は初期費用を除き、1IDあたり月額660円~です。
※例:ID数が1~20の場合
初期費用55,000円、年間使用料158,400円(税込)
Q8.「株式会社ヒップスターゲートとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
中小企業は、日本の全企業数における99.7%を占めています。
経営における「人」の重要性が増す中、中小企業の組織活性や人材育成の課題と現状を打破することは、組織、地域、日本を元気にする一助になると信じております。
企業ごとに存在する人材の多様性を経営活力と捉え、「人」を中心とする「活きた組織」をつくる、私どもは、そのお手伝いをしたいと考えています。
ロクゼロは、その理念のもと、社員が自主的に勉強会を開催し、ビジネススキルを向上させ、お互いが教え合う文化が根付く組織を目指したサービスです。
ちなみに、弊社では、従業員数300人以下の中小企業経営者を対象に、「従業員の教育制度と課題」に関する調査を実施しました。
その結果から、「社内勉強会を実施しているが目的や狙いが達成できていない」「準備する時間がなくそもそも実施できていない」など、人材育成の重要性を認識しながらも、対応できていない現状が分かりました。
この調査結果を受けて、スタッフ一同、社内勉強会の普及にますます力が入っているんですよ。
Q9. 最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!
この記事を読んでいる方の中には、初めて「社内勉強会」という言葉を聞く方もいるかもしれません。
企業における人材教育といえば「OJT=現場教育」や「OFF-JT=集合研修」に大別されることが多いですからね。
しかしながら、私たちはそういった考え方を見直し、常に新しい教育の在り方を模索しています。
そこから生まれたのが「社内勉強会を支援するツール=ロクゼロ」なのです。
「お金のかかる集合研修はなかなか実施できない…」
「現場教育に任せきりで身につけて欲しいスキルが伝っていない…」
「そもそも従業員を長い時間業務から離せない…」
こうした悩みに真摯に向き合い生まれた「社内勉強会への支援」という学習の形。
ぜひ皆さまも手に取り、学びの楽しさを体感していただけるとうれしいです!
株式会社ヒップスターゲートの会社情報
会社名 | 株式会社ヒップスターゲート |
所在地 | 東京都渋谷区代々木5-7-5 PORTAL POINT Yoyogi-koen #703 |
代表取締役社長 | 小田桐 正治 |
公式サイトURL | https://hipstergate.jp/ |
最後に
今回は、「ロクゼロ」を提供している株式会社ヒップスターゲート様のインタビュー記事を紹介しました。
社内勉強会の良質なコンテンツが手に入るのはもちろん、ファシリテーターまで内製化できる仕組みがとても画期的ですね。
これからも多くの企業に受け入れられ、日本を元気にしてくれるサービスだと感じました。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからロクゼロの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社ヒップスターゲート様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
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