今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、タレントプールを構築できる「CaLin」を運営しているキャリン株式会社様です。
企業に興味を持ってくれた学生をタレントプールできるWebサービスで、採用に至らなかった場合も、中途採用などの候補者としてつながりを持ち続けられます。
新卒採用はもちろん、中途採用の母集団を形成したい方にも、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
つながりを大切にする採用プラットフォーム「CaLin」の公式サイトはこちら⇒
キャリン株式会社様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「キャリン株式会社様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、CaLinの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
CaLinは、新卒採用まわりを中心とする「タレントプール」を構築するWebサービスです。
このサービスが提供する価値は主に次の2点です。
- 就活前の学生と接点をつくり、インターンシップや新卒選考へ誘導できる
- 人材とのつながりは新卒選考後も失われず、第二新卒や中途採用の母集団にできる
「就活スタート前から学生とつながっておきたい!」もしくは「新卒採用ではそれなりに候補者が集まるけど、中途採用になると母集団形成が難しい…」という企業の方におすすめのサービスです。
Q2.「次にCaLinをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
弊社の代表が、マーケティングと人材採用の実務経験で感じた課題がベースとなっています。
マーケティングも人材採用も
- 集客
- 動機形成
- クロージング
と、本質は同じプロセスです。
ところが、人材採用では採用候補者との接点のつくり方や維持の仕方が、マーケティングと異なっています。
「人材採用においてもマーケティングのように、企業と採用候補者が気軽に接点をつくることができないか」
「一期一会のジャッジですべてを決めるのではなく、つながり続けることで採用の機会を最大化できないか」
「どうして採用のたびに候補者を集め、それが終わればデータを破棄する、ということを繰り返さないといけないのか?」
「かけたお金も時間も労力も、毎回全部リセットしている気がする…。」
そのようなことに日々悩んでいました。
そこで、「自社に興味を持ってくれた人材との接点をキープし続けて、しかるべきタイミングで自由にアプローチできる人材データベースを作る!」
それを実現するためにCaLinを開発しました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、CaLinの強み・優位性を教えてください。」
まずは、会社に興味をもった候補者との採用機会を最大化できるのが特徴です。
- 潜在的な候補者と接点を構築できる
一般的な求人サービスでは、「応募」をキッカケとして候補者と接点を構築します。
つまり、「今」応募意欲がある、顕在的な候補者としか接点をもつことができません。
それに対してCaLinでは、今すぐの応募意欲や就職・転職の時期を問わず、候補者が企業に興味を持った時点で接点の構築が可能です。
潜在的な段階から候補者とつながることで、採用の機会を拡大します。
- 候補者とつながり続ける
一般的な求人サービスでは、選考期間終了後に候補者とのつながりを断ち切ってしまいます。
CaLinでは、選考期間終了後も候補者が会社に興味を持ち続ける限り、ずっとつながり続けることができます。
特に、前述の「会社に興味をもったが、何らかの理由で応募に至らなかった候補者」とつながり続けられるのは魅力的ではないでしょうか?
新卒→社会人3年目くらいまでで若者は急激に成長しますし、その間に企業の採用方針も変わっているかもしれません。
最初に出会った時にはご縁がなかったとしても、時間の経過によって良いご縁が生まれる可能性もあります。
- 候補者データのメンテナンスがラク
タレントプールの運用を簡易にし、採用担当者の工数を軽減しています。
タレントプールの運用で課題となりがちなのが、候補者情報の更新・最新情報の取得です。
一般的な採用管理ツールや応募フォームなどでは、エントリー時の応募書類やメールアドレスを取得しているだけの場合があります。
候補者の最新情報を取得するためには、採用担当者による人海戦術が必要です。
CaLinでは、候補者はマイページを介して企業とつながる仕組みになっています。
候補者自身がマイページからプロフィールを更新するため、採用担当者によるデータ最新化のメンテナンスは不要です。
もちろん更新があった際には、企業に通知が表示されます。
また、候補者はマイページから企業とのつながりを自由に解消できるため、採用担当者による候補者データの削除やオプトアウト(メッセージ配信停止)の手間もありません。
- 候補者へ情報を届けやすい
タレントプールの運用では、候補者とつながることも大事ですが、つながり続ける中で志望意欲を高めることも大切です。
CaLinでは、採用PRコンテンツや求人情報を発信したり、会社説明会のスライドを掲載したり、情報発信の機能を豊富に用意しました。
また、候補者のマイページでは、つながっている企業の情報が優先的に表示されます。
さらに、企業がメッセージを送ることができるのは、つながっている候補者だけです。
そのため、候補者にとってノイズとなりがちな、見知らぬ企業からのスカウトメールなどが存在しません。
連絡を待ち望む企業からだけメッセージが届くので、候補者による反応率は高い傾向にあります。
Q4.「就活前の学生をタレントプールできるとあります。具体的にどのようにして就活前の意欲の高い学生にアプローチできますか?」
学生の集客方法は大きく2つあります。
- CaLinの集客サイトからの獲得
CaLinのアカウントを発行して企業情報を登録すると、タレントプール登録用のエントリーページが作成され、同時に就活前の学生向けの集客サイト(https://calin.co.jp)への掲載がスタートします。
CaLinの集客サイトは2021年12月にリニューアルしたばかりですが、就活前から情報収集に励む意欲的かつ情報アンテナの高い学生が日々集まっています。
- 企業の採用サイトからの獲得
自社の採用サイトやホームページに、CaLinの集客サイトで作成したエントリーページへのリンクを設置してください。
直近の採用年度のエントリーボタンの横に、将来の「つながる」ボタンを設置するようなイメージです。
インターンシップや会社説明会、従来の新卒採用活動を推進していく中で、会社のことを知り採用サイトにやってきた就活前の学生と接点をつくる受け皿になります。
その後はCaLinの機能を使って、会社情報を発信したり、インターンシップに案内したり…。
メッセージは個別に送ることも、一斉に送ることも可能です。
Q5.「候補者とつながり続けて、採用の機会を拡大するのは有益ですよね。実際につながり続けて採用が成功した事例はありますか?」
ITエンジニアを採用した例をご紹介します。
その方と最初に面接をした時は、ITエンジニアになることに迷いがあるように見受けられて、採用を見送りました。
ですが、ポテンシャルを強く感じたため、タレントプールへの登録をご案内しました。
年月が経ち、ふと気になったので久しぶりにメッセージを送ってみると、エンジニアとして活躍していることと、転職を考えていることが分かります。
そこで早速面接を行い、採用基準に達していたので内定を出しました。
候補者の方も、最初の面接時から企業に対して良い印象を持っていたようで、すんなりと内定を承諾し、採用に至ったとのことです。
Q6.「候補学生とのインタラクションは必須だと思います。どのようにして候補学生とコミュニケーションを取ることができますか?機能の面で教えてください。」
候補学生とのコミュニケーションは、基本的にシステム内のメッセージ機能で行います。
個別に送ることはもちろん、属性を絞って一斉に送ることも可能です。
メッセージ画面はチャットのようなUIになっており、コミュニケーションのハードルを下げています。
また、どのタイミングでどのような内容でメッセージを送るのか、それを助ける情報や機能も豊富です。
例えば、誰がどのような採用コンテンツを閲覧し、どのような内容が気に入っているのか、いつアクセスしたのか、いつ就職/転職に動き出す予定なのか、いつ誰がプロフィールを更新したのか、など候補学生のアクションが簡単に分かります。
その他、参考までに主な機能としては以下のようなものがあります。
Q7.「現在100名までタレントプールの料金が無料のキャンペーン中だと思います。どのような料金体系になっているか教えてください。」
タレントプール登録人数による従量制です。
今ならキャンペーンで無料枠を20人→100人に拡大しています。
もし100人を超えたとしても、1,000人までは年間26.4万円(税込)です。
また、先ほどご紹介したように、エントリーページへのリンクを採用サイトなどに設置していただける場合は、利用料金はずっと50%割引になります。
詳細は下表をご覧ください。
Q8.「学生にとってインターフェースの使いやすさや見栄えは重要ですよね。システム面にもこだわっていますでしょうか?」
インターフェースやシステムには強いこだわりをもっています。
学生側のインターフェースは、スマートフォンでも使いやすく、シンプルな構成で直感的に使えるようにしました。
デザイン面などは、特に女性のユーザからご好評をいただいています。
参考までに、弊社(キャリン株式会社)のエントリーページをご覧ください。
また、お客様からの要望にもすぐに応えられるように、システムの開発は完全内製です。
さらに安心してご利用いただけるよう、攻撃検知、監視、アクセス制限、データの暗号化、サーバレス構成など、情報セキュリティに関する機密性・完全性・可用性の確保にも万全に努めております。
Q9.「キャリン株式会社としての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
CaLinは、従来の採用手法のスキマを埋めるサービスです。
顕在的な候補者だけにアプローチするような即効性はありませんが、中長期的に企業と採用候補者、お互いの採用機会を最大化することに貢献できると考えています。
人材の採用がどんどん難しくなる中で、潜在的な候補者とつながり続けるタレントプール採用の実現をもって、1社・1人でも良いご縁が生まれるお手伝いができれば幸いです。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
最後までご覧いただきありがとうございます。
サービスの詳細や資料の請求などはぜひこちらからお願いいたします!
キャリン株式会社の会社情報
会社名 | キャリン株式会社 |
所在地 | 東京都港区赤坂3-1-16 BIビル 7F |
代表取締役社長 | 片岡卓也 |
公式サイトURL | https://www.corp.calin.co.jp/ |
最後に
今回は、「CaLin」を提供しているキャリン株式会社様のインタビュー記事を紹介しました。
関係性をリセットせずにつながり続けるという発想はとても魅力的ですね。
実際に中途採用に至った事例もお話しいただいて、つながり続けることのメリットを強く感じました。
今後もつながりを大切にしながら、多くの縁を生み出してくれることでしょう。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからCaLinの公式サイトをチェックしてみてください。
キャリン株式会社様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
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