今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、エンゲージメントを可視化できる「Wevox(ウィボックス)」を運営している株式会社アトラエ様です。
すべての組織に重要なテーマであるエンゲージメント(仕事への熱意度)を、月に1回、2~3分のアンケートで把握できるため、組織改善のための具体的な行動や対話につなげることができます。
エンゲージメントに課題を感じている方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
エンゲージメントを組織改善に生かす「Wevox」の公式サイトはこちら⇒
株式会社アトラエ様へのインタビュー内容を紹介します
それでは早速、「株式会社アトラエ様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、Wevoxの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
Wevoxとは、月に1回程度、2~3分で回答できる独自のアンケート調査を行うことで、組織やチームのエンゲージメント状況が可視化できるサービスです。
回答結果はリアルタイムで集計・分析され、閲覧権限を付与されたメンバーに即座に開示されます。
開示された結果を元にした対話などを通して、組織改善のきっかけや行動に繋げることが可能です。
また、分析結果の閲覧だけで終わらせず、行動につなげる為のアクションプランや項目ごとのエンゲージメントの高め方など、具体的なコンテンツもオウンドメディア 「DIO(ディオ)」やWevox管理画面内で随時提供しています。
Q2.「次にWevoxをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
私たちは、「人と組織を元気にする」というコンセプトのもと、2006年より求人メディアの「Green(グリーン)」を運営しています。
「Green」を通じて長らく企業の採用をお手伝いしてまいりましたが、採用を強化しながらも、人材の定着に注力できていない企業様が多いことを知り、採用だけでは組織課題に応えられない(人と組織を元気にできない)と、早くから課題意識がありました。
また、米国のギャラップ社が世界各国の企業様を対象に実施した従業員のエンゲージメント調査によると、日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかなく、調査した139カ国中132位という順位でした。
私たちが求人サービスを運営する中で感じた課題、そして世界各国と比較した際に見えた課題の両面から、日本のあらゆる会社が自分たちの組織の状況を自ら把握し、そこで働く方々が活き活きと意欲的に働ける組織作りを支援するためのツールが必要だと感じたことが、Wevoxをスタートしたきっかけです。
まずは組織課題を見つけ出し解決すること(採用した人たちが活き活きと働き続けられる環境を創ること)が重要だと思い、組織の状態を可視化できるサービスWevoxの開発に着手しました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、Wevoxの強み・優位性を教えてください。」
Wevoxの強みは、「リアルタイムに状況を可視化できること」と「データ分析機能」です。
リアルタイムに状況を可視化するためには、回答者側の負担をできる限り少なくしたインターフェース、そしてアンケート送付のタイミングや頻度に応じて個別に質問を選定するパルスサーベイ(高頻度で実施するサーベイ)テクノロジーが肝です。
現在、このパルスサーベイテクノロジーに関しては特許申請中であり、Wevoxならではの強みのひとつです。
また、組織改善のためには、リアルタイムに取得した結果を現場で活用することが重要なため、データサイエンスを軸としたデータ分析機能も強みと言えます。
例えば、「自チームにとってエンゲージメントを高める上でどういった要素が必要なのか」という問いに対する答えも、Wevoxのデータ分析により明らかになります。
このデータ分析機能は、これまで蓄積してきた6,000万件以上の回答データを元にしており、新規参入したサービスでは実現できない領域です。
またデータ以外にも、各社の成功事例や失敗事例、組織作りのノウハウをもとにした活用支援も実施しており、データや事例といった点でも優位性があると考えています。
Q4.「昨今従業員によるエンゲージメントは非常に重要で、多くの企業が取り入れています。Wevoxにはエンゲージメントを高めるどのような機能があるか、具体的に教えてください。」
エンゲージメントの向上において最も重要なのは、「従業員一人ひとりが自身のエンゲージメントに向き合うこと」です。
それを実現するためには、柔軟な権限設定機能は欠かせません。
Wevoxでは、現場の管理職はもちろん、従業員一人ひとりが自身の結果を確認することも可能です。
また、自組織における影響度の高い項目を抜き出したり、前回からの変化量が大きい点を抽出する機能など、データ分析技術を用いてエンゲージメントを改善する上での重要ポイントの選定も容易に行えます。
その他にも、自分たちでToDoを決めて登録できる機能や、チームの変遷や取り組みをログとして残しておける機能など、現場がチーム運営をする上で重要になる機能を多数揃えています。
Q5.「エンゲージメントの指数や結果は、個社だけで見るより他社や業界と比較するとより効果的です。Wevoxは2,000社以上の会社やチームが導入していますが、他社と比べた上での自社の改善点などもわかりますか?」
はい。
Wevoxでは、業界・規模別に各種項目のベンチマーク水準を算出しています。
また平均のみならず、TOP20%やTOP5%水準値などもご用意しました。
データと自社の値を比較することで、自社の弱みだけでなく強みをしっかりと把握することも可能です。
どうしても改善点に目が行きがちですが、自社特有の強みを把握することもエンゲージメントを高める上では重要だと考えています。
Q6.「エンゲージメントサーベイはアプリを導入する必要はありますか?」
アプリは不要です。
Wevoxのサーベイはメールや社内コミュニケーションツール(Slack, Microsoft Teams, Workplace,LINE WORKS )を経由して通知が届きます。
メールやコミュニケーションツールを使ってない方々には、ID/Passwordを発行しますので、ログインして回答いただけます。
Q7.「サーベイは調査だけではなく対策まですることが重要だと思います。具体的な施策のアドバイスなども受けられますか?」
はい。
他社のアクション事例を元に、エンゲージメントの各項目に対応して改善アクションを提示する機能がありますので、ご活用ください。
また、オウンドメディアの「チームづくりの”DO”が集まるメディア DIO」も運営しており、そちらでも企業様のあらゆる事例や取り組みを発信しています。
さらに、各社の事例だけでなく、エンゲージメントを高める上で必要な考え方や行動など、動画・音声・資料と幅広いメディア形式でご用意があります。
Q8.「サーベイは定期実施がより効果があるとされていますが、エンゲージメントサーベイを定期的に実施していくための具体的なサポートはありますか?」
カスタマー・サクセスのメンバーが各社様のニーズや課題に応じて、活用支援を実施しております。
現場への浸透を担うトレーニングセミナーや、人事や推進担当の方々の社内推進を支援するプロフェッショナルサポートなど、幅広いプランをご用意しました。
またオンライン会議ツールを用いたオンラインセミナー、Wevoxアカデミー「Engagement Run!(エンゲージメント ラン!)」も提供しておりますので、ニーズに応じたサポートをお選びください。
Q9.「株式会社アトラエとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
※撮影時の時だけマスクを外しております
アトラエは「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを掲げ、全員が誇れる組織と事業の創造に取り組んでいる企業です。
「テクノロジーによって人の可能性を拡げたい」という想いを込めた PeopleTech事業を軸に、今後はスポーツやヘルスケアなどサービス提供の領域を拡充させ、世の中に価値を提供し続けていきたいと考えています。
Wevoxの視点でお伝えするならば、グローバル進出も含め、より多くの組織・団体が活き活きと働ける状態になるよう、これまでと変わらず価値提供を続けてまいります。
Q10.「最後にインタビュー記事の読者について、一言お願いします!」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
昨今、エンゲージメントは世界中のあらゆる企業にとって重要なテーマになっています。
一方で、「見える化」だけで止まっていたり、短期的な行動のみで対処していたりするケースが多く、まだまだ「組織改善」まで進められている企業は多くないのかもしれません。
エンゲージメントは人の心を扱うデータだからこそ、データの扱い方や捉え方のリテラシーが重要です。
Wevoxではプロダクト開発だけでなく、カスタマーサクセスやWevoxアカデミーなどを通してエンゲージメント向上を日々研究し続けております。
ご興味のある企業様からのお問い合わせをお待ち申し上げます。
株式会社アトラエの会社情報
会社名 | 株式会社アトラエ |
所在地 | 東京都港区麻布十番1丁目10番10号 ジュールA 8F |
代表取締役社長 | 新居 佳英 |
公式サイトURL | https://atrae.co.jp/ |
最後に
今回は、「Wevox」を提供している株式会社アトラエ様のインタビュー記事を紹介しました。
エンゲージメントを可視化するという革新性はもちろん、エンゲージメントを向上させるという正解が無数にある問題に対して、さまざまなアプローチをとり続ける姿勢が印象的でした。
今後も豊富なデータと事例を生かしながら、多くの人と組織を元気にしてくれることでしょう。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからWevoxの公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社アトラエ様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
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