今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、「PHP人材開発」を運営している株式会社PHP研究所様です。
「PHP人材開発」では、松下幸之助のマネジメント哲学をベースに、新入社員教育から管理職研修、リーダーの自己研鑽まで、企業・組織を支える人材の育成に関する情報が発信されています。
また、PHP研究所が開講するPHPゼミナールは、これまでに120万人が受講しています。
自社の人材の可能性を引き出し、組織を高めていきたいとお考えの方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。
社員の人間力を強化する「PHP人材開発」の公式サイトはこちら⇒
株式会社PHP研究所様へのインタビュー内容を紹介します
今回は、執行役員の村上雅基様にお話を伺いました。
早速、株式会社PHP研究所様へのインタビュー内容を紹介していきましょう。
Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず「PHP人材開発」の概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
PHP研究所の公式サイト「PHP人材開発」は、企業・組織を支える人材開発の情報をお届けすることを目的に、2010年にスタートしました。
以来、人事教育ご担当者・ご責任者の皆様向けに、新入社員教育から管理職研修、リーダーの自己研鑽、あるいはコンプライアンスやハラスメント、女性活躍、コミュニケーションスキル(コーチング、フィードバック)などテーマ別の研修・教育について、さまざまな情報を発信しています。
サイトの更新情報は、メールマガジンでご案内していますが、ありがたいことに、ご登録者は右肩上がりです。
Q2.「次に「PHP人材開発」をスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
PHP研究所は、敗戦による混乱と貧困の中で、人間にとっての真の繁栄・平和・幸福(Peace and Happiness through Prosperity)とは何かを考える場として、1946(昭和21)年、松下幸之助(パナソニックグループ創業者)によって創設されました。
月刊誌「PHP」や書籍、シンクタンクとしての提言活動、社会貢献活動などは、よく知られているところかと思います。
企業教育に関しては、1977(昭和52)年に、PHP実践活動の一環として公開型の研修講座「PHPゼミナール」を開講したのが始まりです。
以来、松下幸之助のマネジメント哲学をもとに、個の「人間力」を磨き、「組織風土」を変えるリーダーの育成をご提案しています。
「PHP人材開発」は、この人材開発事業について、より多くの皆様にご紹介したいという思いからスタートいたしました。
Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。たった3日で変われる新入社員研修などがありますよね。具体的に3日間のカリキュラムを教えてもらえますか?」
公開セミナー「新入社員研修」は、おかげさまで、毎年満席になる好評のセミナーです。
周りから愛され、信頼される社会人になることを目標に、学生からの意識改革を促し、仕事の基本とビジネスマナーを修得することを目標にしています。
新入社員は、育ってきた環境や社会情勢によって、資質や行動が変化していきます。
また、企業側から彼らに求めることも、毎年同じではありません。
特に、ここ数年は、リモートワークが普及するなか、新入社員といえども、これまでのように職場で手取り足取り上司・先輩から手厚い指導が受けられるとは限らず、「自主自律の姿勢」が強く求められるようになりました。
誰かを頼るのではなく、主体性をもって自ら成長しようとする姿勢を育むには、どのようなプログラムで意識変革を促すのがよいのか。
「新入社員研修」は毎年、企画からプログラム構成までを練り直してご提供しています。
詳しい内容はWEBサイトにてご確認ください。
研修で使用するオリジナルの動画もご覧いただけます。
また、ダウンロード資料では、詳しいプログラムや研修で使用する教材の一部をご確認いただけます。
Q4.「研修の企画や構築について、どのような実績や専門性がありますでしょうか?」
PHPゼミナールは、松下幸之助の経営観・人間観を、その時々の時代背景から読み解き、新たな解釈を加えながら新しい研修プログラムを開発してまいりました。
そして開講45年を経た現在、「PHPゼミナールには一貫した哲学がある」との評価をいただき、のべ1万2,000社の企業(組織)で導入、120万人を超える方々に受講いただけるまでになっています。
今、社会全般が大きな変化の真っただ中にいます。
過去の経験や常識が通用しにくい状況の下、大切なことは「何のために仕事をするのか」「何のために生きるのか」といった根源的な問いに向き合うことではないでしょうか。
松下幸之助が思索と実践を繰り返して構築した経営観・人間観からは、変化の激しい時代を、個と組織が生き抜くための示唆を得ることができます。
そうした哲学、明確な人材開発理念が根底にあることが、PHPゼミナールの強みと考えています。
もうひとつの強みは、「人間力」強化に定評があるということです。
ここでいう人間力とは、「人や組織を惹きつけ動かす対人影響力や行動力、発想力の総称」です。
松下幸之助には「人間はダイヤモンドの原石のような存在である」という人間観がありました。
ダイヤモンドは原石のうちはただの石ころですが、磨くことによって燦然とした輝きを放ちます。
人間も同様で、だれもが磨けばそれぞれに光る、すばらしい素質を持っています。
ですから、人を育て、生かすには、それぞれの人材が持つ優れた素質が生きるような配慮をしていくことが大切です。
PHPゼミナールは、こうした前向きで肯定的な人間観を前提にしています。
また、PHPゼミナールは、知識や情報、ノウハウを「与える研修」ではなく、議論や内省を通じて個々の可能性を「引き出す研修」を志向しています。
経営の目的や人生の目的について自分の頭で考え抜くことで、「自主責任意識の高まり⇒主体的な行動⇒成果獲得」というスパイラルが実現します。
企業における人材開発の究極の目的は業績向上です。
PHPゼミナールは、個々の人間力の高まり、そしてお互いの関係の質の向上が、結果として組織の業績向上につながるという考え方に立って人材開発を行っています。
Q5.「すでに多くの実績があると思います。特に好評の研修やサービスがあればぜひ教えてください。」
人材開発・組織開発研究の第一人者である中原淳氏(立教大学 経営学部 教授)との共同開発による「1on1研修」について、多くの企業様からお問い合わせ、お申込みをいただいています。
1on1とは、上司と部下との短い面談のことで、隔週あるいは1か月に1回くらい、1回につき15~30分程度で行われるのが一般的です。
有名企業が導入して成果を出したことで、ここ数年で急速に広まり、注目を集める人材育成施策となっています。
テレワークが普及する環境でいかに若手社員を成長させるか、あるいはチームの求心力(エンゲージメント)をどう高めていくかといった課題の解決法としても期待を集めているのです。
PHP研究所では、講師派遣セミナー(インハウス研修)、公開セミナー、DVD教材、eラーニングでこのテーマを扱っています。
1on1を実施する側のマネジャー研修はもちろん、1on1の対象となる部下(メンバー)向け研修もご用意し、人事教育ご担当者様からのご要望にお応えしています。
Q6.「集合研修とオンライン研修の両方に対応可能ですか?それぞれのコスト目安も教えてください。」
PHP公開セミナーでは、ほとんどのコースで集合研修、オンライン研修をご用意しています。
また、講師派遣型の研修(インハウス研修)についても、オンライン対応で実施させていただけます。
PHPゼミナールのオンライン研修、中でも階層別の研修においては、従来の「研修⇒復習」という展開ではなく、「予習⇒研修」という展開(=反転学習)に切り替えることで、学ぶことの必要性や、それによって得られるメリットを明らかにし、学習に対する意欲を高めていただきます。
また、受講者に「感動」をお届けするというのは、オンライン研修でも変わりません。
仕事や人生の意味を悟り、自らの可能性に自信をもてた時、人は感動し前向きなエネルギーが高まります。
PHPゼミナールでは、オンライン研修においても、受講者の心を動かし、行動変容につなげる仕掛けをご用意し、実施企業様より高い評価をいただいています。
公開セミナーの受講料は各コースのWEBページにてご確認ください。
講師派遣型の研修については、お問い合わせフォームにてお見積りの依頼を承っています。
Q7.「若手だけではなくマネジャー層の教育も可能ですか?その場合どのようなコンテンツを提供可能でしょうか?」
マネジャーに必須となるリーダーシップは、「能力的要素(仕事力)」と「人間的要素(人間力)」から構成されます。
能力的要素は、マネジメントをする上で必要とされる知識や技能のことです。
一方の人間的要素とは、周囲をインスパイアするようなその人自身の生き方・働き方や、他者を思いやり支援するような優しさや気配りなど、人間関係に影響を及ぼす要素のことです。
管理職にとって難しいのは、後者の人間的要素を高めることではないでしょうか。
PHP公開セミナーでは、「部長・課長のための人間力強化研修」をご提供しています。
この研修では、管理職(部長・課長)の皆様に、部門経営者として人と組織を動かし、継続して成果を上げるために必要な「人間力(人徳・熱意)」を高める方策を、異業種交流の中で磨きあっていただけます。
また、講師派遣研修についても、人間力の涵養を基本に置いたプログラムをご用意しています。
Q8.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」
先ほどご紹介しましたように、PHP研究所の創設者である松下幸之助は「人間とは磨けば光る無限の可能性を秘めた、あたかもダイヤモンドの原石のようなものである」という信念をもっていました。
PHP研究所の人材開発事業は、その人間観を出発点にしています。
そうした考え方に共感し、自社の人材の可能性を引き出したいという人事担当者の方には、ぜひPHPゼミナールをご検討いただきたいと思います。
PHP人材開発では、皆様のご要望・ご相談を承り、課題解決のお手伝いをしています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社PHP研究所の会社情報
会社名 | 株式会社PHP研究所 |
所在地 | 京都府京都市南区西九条北ノ内町11番地 |
代表取締役社長 | 瀬津 要 |
公式サイトURL | https://hrd.php.co.jp/ |
最後に
今回は、「PHP人材開発」を提供している株式会社PHP研究所様のインタビュー記事を紹介しました。
松下幸之助の哲学を揺るぎない軸に据えているからこそ、どんな時代の変化にも柔軟に対応できるのだと感じました。
これからも時代を超えて、多くの人や企業の支持を得続けていくことでしょう。
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからPHP人材開発の公式サイトをチェックしてみてください。
株式会社PHP研究所様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!
人事に関してのお困りごとをお持ちの方は、
「数ある人材系の会社の中から、自社の課題を解決してくれる最適な会社を見つけるにはどうしたら良いんだろう?」
と悩まれているのではないでしょうか?
世の中には大勢の人材会社が存在し、自社に合った会社を絞り込むだけでも一苦労です。
依頼する会社選びを間違えてしまうと、相場よりも高額な費用がかかってしまったり、表面的な支援のみで結局課題が解決されないケースもあります。
「人事の問題を解決するにあたって、総合的な相談ができて、一緒に伴走してくれる会社やサービスを知りたい!」
上記のように考えている人におすすめのサービスが、人事に関する悩み事に総合的に寄り添ってくれる「TANEDA」です。
TANEDAの具体的な特徴は、以下の通りです。
- 「教育・研修」「人事制度」「採用支援」「人事戦略」「労務管理」などあらゆる人事の悩み事に対応している
- 経営戦略やマーケティング、営業や会計など、人事の範囲を超えた研修も行なっている
- 日本全国でさまざま業界・規模の企業の支援実績がある
- 助言やアドバイスなどの表面的なサポートだけでなく、ハンズオンで内部に入っての支援を行なっている
- 標準化・マニュアル化されたサポートではなく、企業ごとにオーダーメイドの提案を行なっている
上場HR企業やリクルート出身者、CHRO(最高人事責任者)経験を持ったメンバーで構成されており、心強いパートナーとして伴走してくれます。
人事に関する悩みであれば総合的に相談に乗ってくれるので、気になった方は下記のボタンから資料を無料でダウンロードしてみてください。