転職ドラフトってどんなサービス?
転職ドラフトで本当に転職先は決まるの?
転職ドラフトは、ITエンジニアに特化した転職支援サービスで、野球のドラフトのように人材を募集している企業から「指名」されて転職を行います。
掲載されている求人に応募する従来の形式とはちがうので、自身の市場価値が測れるほか、求人情報を探す手間を省けるなど、効率的に転職活動を進められるのが魅力です。
また、ドラフト形式のスカウトサービス以外にも、転職のプロと転職活動を進められるエージェントサービスもあります。
この記事では、そんな転職ドラフトのメリットやデメリット、評判などを解説します。
登録するか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
転職ドラフトとは
転職ドラフトは、ITエンジニアのための転職支援サービスです。
スカウトサービスとエージェントサービスがあり、スカウトサービスでは年収が提示された熱量の高いスカウトを受け取れます。
エージェントサービスでは、エンジニアキャリアのプロと面談して求人を紹介してもらえるほか、専門チームからレジュメの無料添削やフィードバックなども受けられます。
転職ドラフトの評判・口コミ
初めて利用するサービスに登録する際、口コミや評判は気になるものです。
しかし、口コミだけではその実態が見えないことが多々あります。
ここでは、口コミや評判から転職ドラフトの実態について解説をしていきます。
ポジティブな評判
まずは、転職ドラフトを利用した人のポジティブな評判を紹介します。
先日転職ドラフトで教師時代の年収を超えるオファーをいただきました。
エンジニアとしてはまだ1年も勤めてないのにオファーを貰えたことに驚きを隠せません。
今の企業でもっと実務をこなして市場価値を高めていきたいと思います。※教師経験も加味されてのオファーでした
引用:@tadanocobyのポスト
転職ドラフトに関する口コミでは、スカウトサービスで年収の高いオファーを貰えたことを高く評価する声が多く見られます。
この口コミのように、エンジニアとしての経歴が浅くても、前職での経験などを加味してオファーをしてもらえる例もあるようです。
転職しんどいので早く終わらせたくなるのわかります
引用:@meru_kuronekoのポスト
もし、作文頑張れそうだったらエージェントさんと合わせて転職ドラフトもおすすめです。
転職ドラフトだと企業側から年俸+オファー理由直接もらえるので、自身もつくし安心です
精神しんどいと思いますが本当に無理せず…
こちらの口コミでは、スカウトサービスのシステムを高く評価しています。
結果として転職に至らなかったとしても、年収とオファーした理由を提示してもらえると自信につながるでしょう。
今日は転職ドラフトのエージェントと面談してもらった。1年目のエンジニアが年収を伸ばすために必要となる言語は、バックエンドであればGO。フロントエンドはReact,Typescriptだそう。
他にも色々と有益なお話を聞かせていただきました。転職ドラフトは良いサービス#駆け出しエンジニア
引用:@gaky1201のポスト
こちらの口コミでは、エージェントサービスの面談を高く評価しています。
転職ドラフトのエージェントサービスでは業界に精通したプロに相談できるので、転職だけでなく今後のキャリア形成に必要な貴重な話を聞けるでしょう。
ネガティブな評判
さまざまなポジティブな評判がある転職ドラフトですが、ネガティブな評判も見られます。
今年最後の転職ドラフト、指名なしのまま終わりそうだな〜。今年1年を通してで約30件の指名をいただいているおり、いまの転職ドラフトの参加企業でマッチする可能性があるところからはすべて指名もらってるんだろうな。俺のスキル追加か、新しい企業の追加が待たれる
引用:@hajipyのポスト
この口コミでは、転職ドラフトのスカウトサービスでスカウトが来なくなったことを指摘しています。
スカウトサービスを長期間利用していると、条件に合う参加企業がなくなってしまい、スカウトが来なくなってしまうケースもあるようです。
そういえば転職ドラフトエージェントと面談して求人送ってくれるって言ってたけどこないな
引用:@TR_20200502のポスト
こちらの口コミでは、エージェントサービスを利用して面談をしたものの、求人を送ってもらえなかったことを指摘しています。
エージェントサービスで担当者から連絡が来なかった場合、こちらから連絡するのがおすすめです。
転職ドラフトのメリット
転職することが珍しくなくなった昨今、数多くの転職支援サービスが存在しますが、転職ドラフトを利用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
「スカウト」と「エージェント」のメリットをそれぞれ紹介します。
・スキルや実績を正当に評価してもらえる
・今の自分の市場価値がわかる
・指名段階でミスマッチを防げる
・スカウトデータを活用したサポート
・条件とマッチする求人を探しやすい
・キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
1.スキルや実績を正当に評価してもらえる
転職ドラフトスカウト
現在エンジニアとして活躍している人のなかには「スキルを持っているのに評価されない」という不満を抱えている人は少なくありません。
専門性の高さからスキルや実績が評価される職業ですが、その評価や年収は所属する企業に依存するので、納得できないことが多いものです。
しかし、転職ドラフトでは現在の収入を提示する必要がなく、自身のスキルや経歴を提示するだけで企業から指名されます。
そのため、保有しているスキルや実績を正当に評価してもらいやすい環境が整っているというメリットがあります。
2.今の自分の市場価値がわかる
転職ドラフトスカウト
転職を検討する際「自分に市場価値があるのか」「これくらいの年収が欲しいけど高望みしすぎなのか」と考え込んでしまう人もいることでしょう。
転職ドラフトでは、他の利用者の入札結果をはじめ、スキルや実績を確認することができます。
企業からの指名だけではなく、これらの情報と比較することで自分自身の市場価値を確認しやすいです。
転職するか否かで悩んでいる人は、現在の収入よりも高い金額を提示してもらえることで、転職活動を開始する後押しとなることでしょう。
3.指名段階でミスマッチを防げる
転職ドラフトスカウト
一般的な転職活動では、具体的な雇用条件や仕事内容は最終面接や内定が確定してからでないと提示してもらえないことが多いものです。
しかし、転職ドラフトでは指名段階で年収や仕事内容を提示してもらえるので、選考を進める前にミスマッチを防げます。
これにより「何度か面接をした後に雇用条件が合わずに辞退した」「現職の合間を縫って面接したのに時間が無駄になった」といったことがなくなり、効率よく転職活動を進めることができるのです。
4.スカウトデータを活用したサポート
転職ドラフトエージェント
スカウト型は、企業から直接スカウトが届くため、自分の市場価値を把握しやすい点が特徴です。
一方、エージェント型ではキャリアアドバイザーがレジュメ作成のフィードバックをくれるため、応募書類の準備を万全にできる点が特徴です。
転職ドラフトエージェントでは、キャリアアドバイザーが10万件を超えるスカウトデータを活用して、あなたの希望のスキルに合った求人を紹介します。
5.条件とマッチする求人を探しやすい
転職ドラフトエージェント
転職ドラフトのもう一つの魅力は、条件とマッチする求人を探しやすいという点です。
スカウト型のサービスでは、企業が求めるスキルを持つ人材にスカウトしているため、必ずしも自分の条件にピッタリ合うとは限りません。
しかし、エージェントがあなたの希望条件に合う求人を厳選して紹介してくれるため、よりマッチ度の高い求人を見つけやすくなります。
「自分の希望条件に合う求人を効率的に探したい」
そんな方には、転職ドラフトエージェントがおすすめです。
6.キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
転職ドラフトエージェント
転職ドラフトでは、キャリアアドバイザーが転職準備を親身にサポートします。
履歴書や職務経歴書の作成のフィードバック、模擬面接などの実践的な対策も行い、自信を持って面接に臨めます。
さらに、キャリアアドバイザーは、あなたの魅力を企業に紹介してくれる役割も担います。
あなたの強みやスキルを企業に的確に伝えることで、書類選考や面接通過の可能性が高くなるでしょう。
転職ドラフトのデメリット
他の転職支援サービスにはないメリットがある転職ドラフトですが、その一方でデメリットも存在します。
・スキル不足だと審査に通らないケースもある
・審査に通過しても指名をもらえないこともある
・レジュメの作成に手間がかかる
・自分のペースで進めにくい
1.スキル不足だと審査に通らないケースもある
転職ドラフトスカウト
一般的な転職支援サービスでは、誰でも登録することが可能です。
しかし、転職ドラフトは「指名制(ドラフト形式)」という特性上、登録時に「年収評価シート(レジュメ)」を作成して審査を通過しなければなりません。
そのため、未経験者や経験の浅いエンジニアは利用できない可能性が高いので、注意が必要であるといえるでしょう。
ただし、審査に落ちてしまっても再審査を受けることもできます。
審査に落ちた際には運営からフィードバックがあるので、それらを参考にして転職活動に役立てましょう。
2.審査に通過しても指名をもらえないこともある
転職ドラフトスカウト
登録時の審査に通過したからといって、必ずしも企業から指名をもらえるとは限りません。
また、希望している条件や仕事内容と一致しない指名しかもらえず、転職活動を進めることができないこともあります。
その際には、指名を待つばかりではなく「自己推薦」という能動的に企業にアプローチする機能を利用して対策していくことも必要です。
3.レジュメの作成に手間がかかる
転職ドラフトスカウト
前述したように、登録時には「年収評価シート(レジュメ)」を作成する必要があります。
審査はもちろん、企業が指名をする際に利用されるものなので詳細な情報を記入していかなければなりません。
そのため、記入の手間や充実した内容で作成できないことから挫折してしまう人も少なくないのです。
4.自分のペースで進めにくい
転職ドラフトエージェント
転職ドラフトエージェントは、キャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進められるのが魅力ですが、自分のペースで進めにくいと感じることもあるでしょう。
一般的なエージェント利用と同様に、キャリアアドバイザーから応募を急かされたり、興味のない求人を勧められたりするケースも想定されます。
そのため、自分のペースで転職活動を進めたい方や転職を急いでいない方にとっては、転職ドラフトエージェントのペースがデメリットとなる可能性があります。
転職活動のペースや希望条件などを考慮した上で、利用を検討するのがおすすめです。
転職ドラフトの利用の流れ
転職ドラフトを利用する流れを紹介します。
転職ドラフトスカウトの場合
まずは転職ドラフトスカウトを利用する流れです。
公式サイトから「年収評価シート(レジュメ)」の作成含めて利用者登録を行います。
スムーズに進めるために、あらかじめスキルや実績をまとめておくと良いでしょう。
転職ドラフトでは、指名を受けられる期間がスケジュールで決められているので、自身が転職したいタイミングと一致しているか確認しておく必要があります。
企業から指名を受けることができたら、返答期間中に企業とメッセージのやり取りを行います。
希望条件とマッチする企業があれば、スケジュール調整機能で面談日の調整を行いましょう。
その後、面談を実施し内定が獲得できれば転職活動は終了です。
転職ドラフトエージェントの場合
次に、転職ドラフトエージェントを利用する流れも紹介します。
公式サイトの「転職サポート登録」ページから登録を行います。
登録が完了したら、キャリアアドバイザーとの面談が始まります。
電話またはオンラインでの面談で、あなたの希望やスキル、キャリアプランなどをしっかり伝えましょう。
キャリアアドバイザーがあなたの希望にあった求人を紹介してくれ、企業に関する詳しい情報も教えてもらえます。
気になる求人があれば、その意思をキャリアアドバイザーに伝え、応募しましょう。
その後、企業の書類選考や一次面接が行われ、面接後には企業から年収と仕事内容が提示されます。
企業によっては二次面接以降の選考が行われますが、キャリアアドバイザーが条件交渉などをサポートしてくれるので安心です。
無事に内定が決まった際も、給与や待遇の交渉をアドバイザーと相談しながら進めていきましょう。
転職ドラフトはこんな人におすすめ
転職ドラフトは、スキルやキャリアに自信のあるエンジニアに向いています。
これまで紹介してきた通り、転職ドラフトではスキルや実績を提示して、それを見た企業から指名されて転職するサービスです。
現在、スキルはあるにもかかわらず所属企業では「評価されない」「収入が低い」と悩んでいる人は、自身の市場価値を確認することができます。
これらのことから、スキルやキャリアに自信がある人は、転職ドラフトを利用する価値があるといえるでしょう。
転職ドラフトに関連する質問
転職ドラフトに関する質問は以下の2つです。
- どちらのサービスを利用するのがおすすめ?
- どのような企業が参加していますか?
それぞれ説明します。
転職ドラフトの運営会社
転職ドラフトは、上場企業である株式会社リブセンスが運営しています。
主な事業内容はインターネットメディアの運営で、転職ドラフト以外にも「転職会議」や「転職ナビ」、不動産領域の「イエシル」などがあります。
「転職会議」は転職活動をする際に、口コミや評判を確認するために利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
このように株式会社リブセンスは「仕事」と「住まい」といった、日常に欠かせない分野を取り扱っています。
株式会社リブセンスの会社概要
運営会社である株式会社リブセンスの会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社リブセンス |
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代表者 | 村上 太一 |
所在地 | 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10階 |
設立 | 2006年2月8日 |
資本金 | 237百万円(2024年6月30日現在) |
まとめ
転職ドラフトは、一般的な転職支援サービスとは異なり、企業が求職者のスキルや実績を見て「指名」するITエンジニアに特化した転職支援サービスです。
このように、スキルや実績から指名されるため、正当な評価を受けやすいので、現在の職場で「スキルがあるのに評価されない」「自分の市場価値を確認したい」と考えている人に登録をおすすめします。
登録に審査があり、落ちた際には結果のフィードバックを得ることができるので、それらは自己分析やアプローチ方法を考えるのに役立ちます。
利用も無料で行えるので、ITエンジニアとして転職活動をする人は登録してみてはいかがでしょうか。