「看護師の退職金はどれくらいもらえる?」
「退職金がもらえない病院もあるって本当?」
看護師は社会にとって必要不可欠であり、重要性の高い仕事ですよね。
その分夜勤など勤務体系が大変ですし、仕事内容も幅広く、人間関係も難しい仕事です。
激務と言われる仕事に分類されるでしょう。
そのため看護師の方は正当な報酬を受けるべきですが、看護師を転職や退職する際の退職金については、どれくらいが平均なのでしょうか?
看護師の退職金はいつもらえるのか、複数種類あるのか、国立病院機構は公立や私立に比べて高いのかなどまで、徹底解説します。
退職金は長年勤めてきた還元にもなりますので、非常に重要ですよね。
ぜひ参考にしてみてください。
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看護師の退職金は退職一時金と企業年金に分かれる
看護師の退職金については、一般的に退職金と呼ばれる退職一時金の他にも、企業年金の制度を導入している病院もあります。
そのためここでは退職一時金の平均を見ていきます。
また誤解している方も多いですが、企業は退職金を支払う義務はないため、退職金制度自体がない私立病院もあります。
看護師の退職一時金は退職時に支給
退職金の支給タイミングについては、退職一時金は退職時に支給されるのが一般的です。
一方で退職金の代わりに企業年金を導入している病院では、60歳以降でないと実際にはお金を受け取れないでしょう。
退職のタイミングで退職金が欲しい方は、退職一時金のある病院を選ぶ必要があります。
看護師の平均退職金は病院と勤続年数で決まる
看護師の退職金は病院が国立か公立か私立かによっても異なりますし、退職する看護師が何年勤めたのかによっても様々です。
ここでは大手の看護師転職サイトやエージェントが公表しているデータを参考に、看護師の退職金の平均を見ていきましょう。
看護師(3年目まで)の平均退職金は給与一か月分(30万円ほど)
看護師の退職金は、新卒で辞めた場合はほとんど出ることはなく、3年目までも給与一か月分程度が平均のようです。
これは一般企業も同じで、3年目までに退職した場合、退職金はもらえたとしても10万円から30万円が相場になります。
会社の都合で辞める場合の会社都合退職ならばこれより多くもらえるケースもありますが、自己都合退職ならばあまり期待できないと言えるでしょう。
看護師(5年目以降)の平均退職金は50万円以上
看護師は5年以上勤務すると退職金が増える傾向にあります。
給与にして2か月分以上、50万円以上の退職金がもらえる病院も多いですよね。
当然ながら定年退職ならば100万円をはるかに超えるケースもありますが、60歳まで働き続ける必要があります。
若いうちの看護師転職ならば、5年以上勤めると退職金だけにおいては得だと言えるでしょう。
看護師に退職金を払わない病院もある
注意点として、退職金が一切出ない病院もありますよね。
私立病院ならば、退職金を支払うかどうかは雇用側である病院が独自で定められます。
民法において退職金を支払うかどうかの規定は必須ですが、退職金自体を払うことは必須ではないのです。
必ず自分が勤める病院の規定を確認してください。
国立病院機構の看護師の平均退職金は高い
一概に看護師と言っても、国立病院機構や公立、私立と様々ですよね。
国立病院機構については私立病院に比べて退職金が高い傾向にあるようです。
国立病院機構は2015年4月以前まで準公務員とみなされていたため、国家公務員退職手当法にもとづいた退職金が支給されていました。
つまり公務員の高い退職金がもらえていたため、その高い退職金水準が今でもある程度続いていると考えられます。
退職金があまりもらえない看護師の方は、国立に転職することも選択肢となるでしょう。
高い退職金が出る看護師への転職も重要
看護師にとって退職金は重要ですよね。
どれだけ同じ期間、多忙に働いてきたとしても、退職金が100万円を超える病院もあれば、一切支給されない病院もあるわけです。
もちろん給与や退職金だけが仕事を選ぶ基準ではありませんが、看護師ならばどのような業務でも人の役に立っているわけですし、何より激務であるため、しっかりと報酬として還元されなければ長続きもしませんよね。
退職金は国立、公立、私立で異なること、病院によってはもらえないこと、退職一時金ではなく企業年金ならば60歳以降までもらえないことなど、しっかりと条件を確認した上で長く働く病院を選ぶことをおすすめします。
看護師転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントは大きく総合転職エージェントと特化型エージェントがあります。
看護師は専門職ですので、間違いなく特化型の転職エージェントを使うべきでしょう。
ここでは大手人事歴9年の筆者が、看護師におすすめできる転職エージェントを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
看護師におすすめの転職エージェント1. レバウェル看護
レバウェル看護は累計利用者40万人以上、掲載求人数が6万件を超える、実績ある看護師特化の転職エージェントです。
看護師側は無料で使える上に転職サポートまで実施してもらえるため、間違いなくお得なサービスと言えるでしょう。
特徴としてLINEで対応できることも、忙しい看護師や子育て中の方に使いやすいですよね。
実績あるサポートを受けたい看護師の方には、ぜひおすすめできる看護師転職エージェントです。
【レバウェル看護の運営会社】
会社名 |
レバレジーズメディカルケア |
本社所在地 |
〒1506190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F、25F |
設立年月日 |
2017年10月6日 |
資本金 |
5,000万円 |
事業内容 |
人材紹介 人材派遣事業 |
許可 |
有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-309623 労働者派遣事業許可番号:派13-310987 |
看護師におすすめの転職エージェント2. 看護roo!
看護roo!は東証一部上場企業の株式会社クイックが運営している、看護師特化の転職エージェントです。
看護師の求人は37,000件、利用者は年間2万人、利用者満足度は96.2%としており、大型の看護師転職サイトとしてしっかりとした実績があります。
給与アップの交渉までお任せできて、豊富な求人案件を多数紹介してもらえるなど、充実のサポート体制となっていますよね。
すでに実績豊富で、安定している大手の転職エージェントを使いたい方にぜひおすすめできます。
【看護roo!の運営会社】
会社名 |
株式会社クイック |
本社所在地 |
〒107-0052 東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館3F |
設立年月日 |
1980年9月19日 |
資本金 |
3億5,131万円(2020年3月期) |
従業員数 |
1,528名(2021年4月1日現在、グループ合計) |
許可 |
厚生労働大臣許可 27-ユ-020100 |
上場市場 |
東証一部(証券コード:4318) |
売上高 |
200億8,975万円(2021年3月期、グループ合計) |
退職代行を使う看護師が増えている
看護師は非常に重要な仕事であると同時に、勤務体系や仕事内容、人間関係など、激務と言われる種類の仕事ですよね。
実際に辞めたいと言っても辞めさせてもらえないなど、明らかに問題のある職場も少なくなく、退職代行を使って辞める方が多い業界でもあります。
退職代行で辞めても退職金はもらえる(懲戒ではない)
退職代行を使えば、二度と出社することや、上司と連絡することもなく、最短即日で辞めることができます。
また誤解されがちですが、退職代行は通常の退職と変わらず、プロに任せて退職の意志を伝えるだけですので、懲戒などには一切該当しません。
つまり不当に退職金を減らされることはないため、今すぐにでも辞めたい看護師の方に最適なサービスと言えるでしょう。
退職金の交渉・請求ができる退職代行:弁護士法人みやび
相談料 |
無料 |
料金 |
55,000円 |
オプション |
退職金、残業代、未払い給与などの請求と交渉可 費用は回収額の20% |
退職までの日数 |
即日 |
退職金まで交渉と請求ができる退職代行サービスとして、看護師の方には弁護士法人みやびがおすすめできます。
弁護士法人みやびは一般の退職代行業者ではなく、弁護士法人に退職代行を依頼します。
そのため退職成功率100%は当然として、仮にハラスメントが発生しているような病院に対しても、退職金や未払い賃金の交渉や請求まで可能です。
病院側ともめても弁護士ですので問題ありませんよね。
すでに退職が難航しているような病院に対して、しっかりと退職金まで回収したい方に最適となるでしょう。
【弁護士法人みやびの運営組織】
商号 |
弁護士法人みやび |
代表者 |
所長 佐藤 秀樹(弁護士) |
事業内容 |
企業法務全般 |
所在地 |
〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-8 第二丸高ビル4階 |
まとめ
看護師は社会性が高く、とても重要な仕事です。
夜勤や激務の仕事内容、人間関係の苦労も多い仕事ですので、看護師の方は正当な報酬を受けるべきです。
看護師を転職や退職する際の退職金については、病院や勤続年数によって幅があることがわかりました。
退職金は長年勤めてきた還元にもなりますし、同じ働くのならば条件が良い病院の方が間違いなくおすすめですので、ぜひ参考にしてみてください。