「就労移行支援サービスって沢山あるけど何が違うの?」
「ミラトレを使おうと思っているけど役立つの?」
など、ミラトレを利用するか検討する際、このような疑問を感じている人も多いことでしょう。
就労移行支援サービスは、障害者総合支援法に基づく障がい者が就労するためのサポートをするものであり、さまざまな企業が事業展開しています。
この記事では、数ある就労移行支援サービスのなかから「ミラトレ」を利用するメリット・デメリットについて、人事歴9年の筆者が分かりやすく解説していきます。
また、利用者の評判や口コミ、料金についても解説していくので、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
【特徴・強み】
・転職サイトとエージェント両方の機能◎
・スカウトが届く機能もあり効率アップ↑
・20代のオリコン顧客満足度1位!(2024年調査)
・経歴書作成ツールや適正チェックなどの機能も無料
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ミラトレの評判・口コミは?実際に利用した人の声を紹介!
商品の購入やサービスの利用時、実際の利用者の評判や口コミは非常に有益な情報です。
ここでは、ミラトレに寄せられているポジティブな意見、ネガティブな意見それぞれを実状と照らし合わせて紹介していきます。
ミラトレの良い評判・口コミ
まずは、ミラトレに寄せられている良い評判や口コミを確認していきましょう。
定型のサポートではなく、個人に向き合ってサポートしてくれるのが良かったです。
自分のペースで進められるで、課題を一つずつクリアして、焦らず準備ができたと思います。
就労移行支援サービスのなかには、あらかじめトレーニングメニューが決められており、それに沿って訓練していくものもあり、利用者によっては合わないと感じることがあります。
その点、ミラトレでは利用者ごとに個人支援計画を作り、障がいの状況はもちろん希望や課題解決に向けて丁寧な支援をしてもらえます。
口コミにもあるように、周りと比較せず自分のペースで進めることができるので、安心して利用できるといえるでしょう。
障がいによって仕事が上手くできないことに悩んでいました。
主治医の紹介でミラトレを知り利用しましたが、気軽に相談できるのと、定期的な面談を行ってもらえるのが嬉しかったです。
相談するという行為に慣れたので、支援員の方以外にも話せるようになり、一人で抱え込まずに済むようになりました。
「障がいに対して理解が得られない」「どうやって伝えればいいのか分からない」など、障がいを抱えながら働く際に、このような悩みを抱える人は少なくありません。
ミラトレでは通所期間中、定期的な面談が実施され、体調や生活状況、評価や今後の課題について話し合うことができます。
これにより、一人で抱え込むことがなくなるほか、こちらの口コミにもあるように「人に伝える」ことにも慣れていきます。
第三者に伝えることで客観的な意見も取り入れることが習慣付くことは、就職してからも非常に役立つので積極的に取り組むようにしましょう。
同じ障がいを持つ仲間ができたことが嬉しかったです。
辛いと感じている時も、他の仲間が頑張っている姿を見て励まされました。
ミラトレ卒業後も繋がりを持てているので、就職スキルだけではないものを手に入れられたと思います。
ミラトレでは、お花見をはじめ季節ごとにイベントが開催されており、そこにはミラトレのOB・OGも参加します。
同期と親睦を深められるのはもちろん、就職した先輩の話を聞くことは自身が働く姿をイメージするのに非常に参考になります。
また口コミにもあるように、同じ障がいを持つ仲間ができることは、モチベーションアップにも繋がり、一人ではないことを心強く感じることでしょう。
ミラトレの悪い評判・口コミ
個人支援が受けられ、仲間を作ることができることが評判なミラトレですが、その一方で悪い評判や口コミもあります。
ここでは、ミラトレに寄せられるネガティブな意見を確認していきましょう。
障がいへの理解がある環境はとても良かったのですが、トレーニング内容は基礎的な内容なので物足りないと感じました。
もう少し専門的なことを学べると良いと思います。
ミラトレのトレーニングは、社会人としての基本となるビジネスマナーやPCスキルが中心です。
また、障がいとの向き合い方や周囲への伝え方を学ぶ場なので、社会人経験がある人にとっては物足りなく感じてしまうかもしれません。
就職支援も行っていますが、こちらを重視したい人は就労移行支援サービスではなく障がい者に特化した転職エージェントの利用を検討すると良いでしょう。
緊張感が足りない人も利用しているので、こちらのモチベーションが下がることもしばしば。
会社ではないので個人の自由かもしれないが、本気で就職する気があるなら服装など最低限の身だしなみは気を配るべきだし、それをスタッフは指摘するべきだと思う。
ミラトレの利用者は多種多様で、就労経験がない人もいれば経験者もいます。
また、障がいの重さも人それぞれです。
そのため、社会人経験者や本気で就職に向けて取り組もうとしている人は、不満を感じる可能性があります。
このような事態に陥らないために、利用開始前の見学会でどのような人が利用しているのか、きちんとチェックするようにしましょう。
ミラトレの強み・メリット3選
数多くの就労移行支援サービスがあるなか、ミラトレを利用するにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、ミラトレのメリット、
- 就職率や定着率が高い
- 卒業までの期間が短い
- 就職サポートが手厚い
について解説していきます。
ミラトレの強み・メリット1.就職率や定着率が高い
全国の就労移行支援サービスの平均就職率は53%ですが、ミラトレでは全国平均を大きく上回る85%と公表されています。
また、精神障害者の就職後の職場定着率の全国平均は60%ですが、ミラトレでは90%と高い実績を誇ります。
こうしたデータから、就労移行支援サービス利用後に本気で働いていきたい人にとって、ミラトレは非常に心強い味方となってくれることでしょう。
ミラトレの強み・メリット2.卒業までの期間が短い
就労移行支援サービスの通所期間は原則2年と定められていますが、ミラトレでは通所開始から卒業までの平均期間が約1年間というデータがあります。
就労移行支援サービスを通じて「早く就職したい」「早く収入を得られるようになりたい」と考えている人にとって、大きなメリットになるといえるでしょう。
ミラトレの強み・メリット3.就職サポートが手厚い
ミラトレの運営会社は、dodaやdodaチャレンジでも知られるパーソルグループです。
大手人材会社というバックグラウンドを持つミラトレでは、履歴書や職務経歴書の作成から面接練習、面接同行など転職エージェントさながらの就職サポートが受けられます。
大手ならではのノウハウのもと手厚いサポートが受けられるのは、他にはないメリットであるといえるでしょう。
ミラトレの注意点・デメリット2選
個別支援計画や定着支援など、手厚いサポートが魅力的なミラトレですが、その一方でデメリットも存在します。
ここでは、ミラトレのデメリット、
- 専門的な知識やスキルは身に付けられない
- 事業所の数が少ない
について解説していきます。
ミラトレの注意点・デメリット1.専門的な知識やスキルは身に付けられない
事業所でトレーニングするだけではなく、企業で職務研修やインターンシップができるミラトレですが、トレーニング内容は社会人として必須なPCスキルやビジネスマナーなど基礎的なものです。
そのため、社会人経験がある人や専門的なスキルを身に付けたい人は、物足りなく感じてしまう可能性が高いです。
より専門的なスキルを習得したい人は、別途スクールに通ったり通信講座などを利用したりしましょう。
ミラトレの注意点・デメリット2.事業所の数が少ない
ミラトレの事業所は、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫にあり、全部で15の事業所があります。
隣接した県に住んでいれば通所も可能ですが、アクセスが悪いと不便に感じてしまうことでしょう。
通所することは就職してからの通勤の練習にもなりますが、無理をして体調が悪化しては元も子もありません。
通所しやすい場所に事業所がない場合には、他の就労移行支援サービスの利用を検討してみましょう。
ミラトレの機能をわかりやすく解説!
ミラトレは、障がい者向け就職・転職支援サービスである「dodaチャレンジ」と連携しているので、多彩な就職先を紹介してもらうことが可能です。
就職に必要な履歴書や職務経歴書の添削、面接対策だけではなく、自身の適性に合わせて就職先を紹介してもらえるのは非常に嬉しいポイントです。
このようにトレーニングから就職までワンストップでサポートが受けられるので、本気で就職したい人は利用する価値があるといえるでしょう。
ミラトレの料金プラン・支払い方法
他社のサービス同様、就労移行支援サービスにおける自己負担額は厚生労働省によって上限額が定められています。
こちらは前年度の世帯収入によって変動し、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯は負担上限額が0円、市町村民税課税世帯は9,300円、それ以外の世帯では37,200円が月額で発生します。
公式サイトにも記載されているように、ミラトレ利用者の9割以上が無料で利用しているので、興味がある人は一度相談してみると良いでしょう。
ミラトレを利用するまでの流れ
ミラトレを利用するまでの流れは次の通りです。
- 見学申し込み
- 施設見学・体験利用
- 利用手続き
- 利用契約・通所開始
まずは、公式サイトや電話から事業所へ見学の申し込みを行いましょう。
希望者には資料請求を行うことも可能です。
見学では実際に事業所に足を運び、支援員に自身の状況や悩みを相談し、それに合わせてミラトレでできることを説明してもらえます。
また、施設見学や体験利用もできるので、自身が実際に通うことができるのかイメージすることに役立てましょう。
通所を決意したら就労移行支援サービスを受ける為に、自治体から「受給者証」の申請を行います。
その際に、不明点があれば支援員がサポートしてくれるので、気軽に質問すると良いでしょう。
受給者証が発行され、手続きが完了したら通所開始です。
ミラトレは「就職・転職意欲が高い人」におすすめ!
ミラトレは、トレーニングから就職・転職までワンストップでサポートが受けられる就労移行支援サービスなので、働きたい意欲が高い人におすすめです。
公式サイトでも公表されているように、就職率は85%、職場定着率は90%を誇ります。
大手ならではの手厚いサポートはもちろん、dodaチャレンジとの連携により多彩な就職・転職先を紹介してもらえるので、本気で就職を目指す人に向いているといえるでしょう。
ミラトレに関するよくある質問
ミラトレに関するよくある質問、
- 障碍者手帳がなくても利用できる?
- しつこい勧誘はされない?
- 見学では何をするの?
について解説していきます。
障害者手帳がなくても利用できる?
自治体の判断によって、医師の診断や定期的な通院が必要であれば障害者手帳がなくても利用可能です。
利用を検討している人は、まずは相談するところから始めてみるとよいでしょう。
しつこい勧誘はされない?
「見学に行ったら勧誘されない?」「資料請求したら頻繁に連絡きたりしない?」など、興味があっても勧誘されるかもしれないことに不安を感じている人もいることでしょう。
ミラトレでは、見学や資料請求を行っても、意向の確認のみの連絡だけで勧誘されることはありません。
興味関心がある人は、安心して見学や資料請求の申し込みを行いましょう。
見学では何をするの?
見学では、自身の状況や悩みについて支援員と話を行い、そこからミラトレでできることについて説明を受けられます。
その後、事業所の見学を行い、どのような環境で訓練するのか実際に見ることが可能です。
見学に行ったからといって、その場で申し込みをする必要もないので気軽に足を運んでみましょう。
ミラトレの運営会社情報
ミラトレは、パーソルチャレンジ株式会社が運営する就労移行支援サービスです。
その名の通り、求人情報サイトの「doda」や障がい者向け人材紹介サービスの「dodaチャレンジ」などを運営する大手人材会社であるパーソルグループの特例子会社であるため、知名度や背景は抜群です。
関連会社で蓄積された膨大なノウハウとサポート力が期待できるため、就労移行支援サービスに不安を感じている人も安心して利用することができるでしょう。
パーソルチャレンジ株式会社の会社概要
運営会社であるパーソルチャレンジ株式会社の会社概要は次の通りです。
会社名 |
パーソルチャレンジ株式会社 |
代表者名 |
井上 雅博 |
所在地 |
東京都港区芝5-33-1 森永プラザビル本館19F |
資本金 |
45百万円 |
事業内容 |
障害者専門の人材紹介 |
まとめ
ミラトレは、大手人材会社であるパーソルグループが運営する就労移行支援サービスです。
一般的な就労移行支援サービス同様、社会人として必須なビジネスマナーやPCスキルの習得ができることはもちろん、dodaチャレンジとの連携により多彩な就職先を紹介してもらえます。
就職率や職場定着率は高い実績を誇るため、就労移行支援サービスの利用から本気で働いていきたい意欲を持っている人は、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。