まだ実績の少ない起業家や新しい事業を始めたい経営者にとって、資金調達は大きな課題のひとつです。
そんな起業家や経営者におすすめの資金調達方法のひとつとしてFounderを紹介します。
Founderは、起業家や経営者といった資金を調達したい人と、新規事業に投資したい投資家を結びつけるマッチングサイトです
Founderを利用すれば、多くの投資家があなたの新規事業を目にするため、資金調達できる可能性が広がります。
そこで本記事では、Founderのメリットや評判について起業家や経営者の目線で詳しく解説します。
利用する際の注意点や申し込み方法などと合わせて細かく見ていきましょう。
Founder(ファウンダー)とは?
Founderは、資金を調達したい起業家や経営者と、今後成長する起業に投資したい投資家を結びつけるマッチングサイトです。
起業家が新規事業を始める際には、それを実現するために十分な資金が必要です。
しかし、いくら素晴らしいビジネスアイデアがあったとしても、資金がなければ何も始まりません。
そして、まだ実績の少ない起業家にとって資金調達は最も大きな壁といっても良いでしょう。
そんな起業家に対してFounderは、多くの投資家と出会える場を提供しています。
その中にはあなたの事業案に賛同し、ビジネスパートナーとして同じ道を歩んでくれる投資家がいるかもしれません。
Founderで投資家とマッチングするには
Founderを利用する際にまず必要なのが無料会員登録です。
Founderの公式サイトの会員登録ページから申し込みできます。
記入欄に、起業家や経営者としての情報、事業内容を記載しましょう。
この情報を見て投資家は投資をするか判断するので、しっかりと考えてから申し込みます。
申し込みを済ませると、Founder内にすぐ内容が公開されます。
あとは、申し込み内容を見て気に入ってくれた投資家からの連絡を待つのみです。
もし投資家からメッセージが送られてきたら、資金調達のための交渉を行います。
交渉が成立すれば、晴れてビジネスパートナーとしての関係が始まります。
もし、起業家から積極的に投資家へメッセージを送りたいのであれば、有料会員の登録がおすすめです。
有料プランは月々10,780円の支払いで利用できます。
Founderでは投資家も起業家と同様に会員登録を行っており、プロフィールが掲載されています。
そのプロフィールをもとに、自分の事業にあった投資家を選びましょう。
有料会員になれば、自分から投資家に対して無制限にメッセージが送れます。
評判からわかるFounderのメリット
実際にFounderを利用して資金調達に成功した起業家の評判から、利用する際に参考となるポイントをいくつか紹介します。
実績がほとんどなくても起業のチャンスがある
Founderを利用する起業家や経営者がとくに注目しているのが、実績がまだなくても資金調達のチャンスがある点です。
起業や新しい事業を始める経営者にとって、もっとも頭を悩ませるものが資金調達です。
どれだけ素晴らしいビジネスプランだったとしても、それを実現するには相応の資金がなければいけません。
必要な資金を確保する方法はいくつか考えられます。しかし、まだ実績がほとんどない起業家の場合、資金調達の選択肢はかなり限定されるでしょう。
実績のない状況では金融機関からの出資を受けることは非常に困難です。
法人での借入が難しい場合は、個人での借入も検討する必要があります。
融資が受けられない場合、お金を地道に貯めてから、自己資金で起業することも考える人もいるでしょう。
しかし、それではいつ起業できるかわかりません。地道にお金を貯めている間に、ビジネスチャンスを逃す可能性もあります。
そこで利用したいのがFounderです。Founderを利用すれば、まだ実績がほとんどない起業家や経営者でも、スタートアップを助けてくれるエンジェル投資家に出会える可能性があります。
数々の成功事例が掲載されている
Founderの利用を検討する際、本当に資金調達ができるのかは気になるポイントです。
そこで参考にしたいのが、Founderを使って資金調達に成功した事例の数々です。
成功事例を参考にして資金調達に成功した人がいるほど評判の良いサービスです。
事例を見ると、資金調達を成功できるかどうかは、事業内容や起業家自身による部分が多いと感じます。
しかしFounderをきっかけにビジネスが生まれていったのは間違いありません。Founderの利用を決断させるのに十分な判断材料となるでしょう。
また、自分が新規事業を考えるとき、成功事例を参考にするのも良いでしょう。
有料会員になれば積極的に交渉のチャンスを掴める
Founderでは、無料会員と有料会員の2つを使い分けできる点についても、起業家や経営者から高い評価を得ています。
Founderは、無料で始められるのが大きなポイントです。
とくに駆け出しの起業家や経営者は手持ち資金が少ないため、できるだけ費用を抑えたいと考えている人も多いでしょう。
そんな方には無料会員で投資家からのコンタクトを待つ方法が有効です。
しかし投資家からのコンタクトを待っていると資金調達までに時間がかかる場合があります。
あまり時間がかかってしまうと、その間にビジネスチャンスを逃すかもしれません。
そこで検討したいのが有料会員です。
起業家側から投資家に対して積極的にメッセージを送れるようになるため、交渉のチャンスが広がります。
有料会員になると月額料金が発生しますが、時間に投資すると考えれば決して高い金額ではないでしょう。
時間や場所を問わず投資家と出会えるチャンスがある
リアルな場で投資家と出会うには、交流会などたくさんの場所に足を運び自分で出資者を募らなければいけません。
そのため、かなりの時間と労力が必要です。
一方Founderを利用すれば、多くの投資家と時間や場所を問わずに出会うチャンスが得られるのがメリットです。
Founderは、起業家と投資家を結ぶマッチングサイトとして、国内最大級のユーザー登録者数を誇ります。
多くの投資家が登録しているFounderは、インターネットに接続できる環境さえあれば、誰でも自由に利用できるのが特徴です。
多数のメディアで取り上げられている安心感
マッチングサイトを利用するうえで重要となるのが、登録しているユーザー数です。
Founderは、多数のメディアで取り上げられた実績があり、多くの人に認知されています。
例えば日本経済新聞や現代ビジネス、朝日新聞デジタルといったビジネス系のニュース媒体で紹介されています。
またニコニコニュースやYahoo!ニュースといったビジネス系以外のメディアでも取り上げられました。
これらの大手メディアに取り上げられたことは、ユーザーの安心感へとつながります。
その結果、順調にユーザー数を増やしており、ユーザー数が多い分マッチングする確率も上がっています。
ユーザー目線で使いやすい作りになっている
Founderで投資家と出会う場合には以下の2通りの方法があります。
- 起業家ユーザーとして登録して投資家からのメッセージを待つ
- 自分から投資家に対してメッセージを送る
自分からメッセージを送りたい場合、Founderの公式サイトにある「起業家募集中の投資家一覧」の項目から投資先を探している投資家の情報が閲覧できます。
そこには多くの投資家が掲載されていますが、条件を細かく決めて検索できるため使いやすいと評判です。
検索の条件には、都道府県や年代、性別、投資可能金額、創業年などが指定できるため、あなたの目的にあった投資家を探せるでしょう。
また、Founderでは投資家とのコンタクトがスムーズに行えるように、ユーザー目線で使いやすくシンプルなデザインになっています。
そのため、パソコンが苦手な方でも直感的にサービスが利用できるでしょう。
すでに起業している経営者も利用できる
Founderは、これから起業する起業家が資金調達するためだけのマッチングサイトではありません。
すでに起業している経営者であっても、Founderを利用して資金調達が行えます。
経営者が資金調達を考えたとき、融資や資産の現金化、新株発行といった方法も考えられます。
しかし、どれもメリットとデメリットがあり、実現するにあたって課題があるかもしれません。
そこでぜひ検討したいのがFounderです。
Founderなら、自分の提示する条件に合わせて、投資家の募集が行えます。
またFounderに掲載されているほかの起業家や経営者の事業内容を自分の事業の参考にできるのもメリットです。
他業種からのアドバイスがもらえる
Founderは、さまざまな業種や経歴の方が利用しています。
そしてそのような方達と簡単にやり取りできるのが特徴です。
さまざまな業種や経歴の投資家とのやり取りによって、自分では考えもつかないアドバイスをもらえる可能性があります。
そのアドバイスは資金調達以上の価値があるかもしれません。
起業前の宣伝になる
Founderを利用すると、公開した事業内容が多くのユーザーに閲覧されます。
それで資金調達ができなかったとしても、起業前に不特定多数のユーザーに事業内容を知ってもらえることは重要です。
事業を成功させるには、とにかく商品やサービスを求めている人に知ってもらうしかありません。
起業前の段階から宣伝が行えるのは、Founderを使う上で大きなメリットといえるでしょう。
悪い評判からわかったFounderの注意点
Founderを利用した起業家からの良い評判が多い一方で、一部のユーザーからは悪い評判も聞こえてきます。
Founderを利用する前に悪い評判を知り、対策した方が良いでしょう。
そこで悪い評判からわかった、Founderを最大限に活用するための注意点をいくつか紹介します。
有料プランの自動更新や解約手続きについて
Founderの口コミの中には「有料プランが自動更新された」という書き込みがみられます。
利用規約に「指定の手続きによる自動更新の停止がない限り、利用期間が更新」と書かれていますので、利用規約をしっかりと確認しましょう。
書類の確認ができない経営者は、投資を受けても騙される可能性があります。
Founderを利用するにあたって投資家から提出される書類の確認は必須です。
そもそもFounderでは、有料プランに登録することで、起業家から投資家へメッセージが送れるシステムになっています。
資金調達のために積極的に活動したいなら有料プランがおすすめです。
しかし有料プランに加入する前に、有料プランの仕組みをあらかじめ十分に理解しておかなければなりません。
有料プランは、月々10,780円(最初の3ヶ月は7,260円のプランあり)の支払いで利用できます。
この有料プランは自動更新であるため、自動更新停止の手続きをしないと自動的に月額料金が支払われます。
もし、一時的に有料プランをやめて無料会員に戻りたいのなら、自動更新の停止手続きが必要です。
Founderには解約や自動更新の停止をするための専用フォームがありません。
解約や自動更新の停止の手続きをする際は、お問い合わせフォームを使用します。
お問い合わせフォームに解約や自動更新停止をしたい理由を記載することで、それぞれの手続きが行えます。
資金調達を成功できるかは自分次第
Founderを利用した起業家の中には「資金調達ができなかった」「投資家からの反応がない」などの口コミを書いている人がいます。
しかしFounderは、あくまでも起業家と投資家が出会うきっかけを提供しているサービスであることを認識しましょう。
ビジネスプランや起業家自身に魅力がなければ投資家もアクションを起こしてくれません。
また、コンタクトが取れたとしても、そこから先の交渉は自分の判断で行わなければいけません。
資金調達を成功させるには、投資家に投資を決断させるほどの魅力が必要です。
明確なビジネスプランのほか、本人の経歴や実績、人間力も重視されます。
投資家の心を掴むようなコミュニケーション能力や強く生きていく姿勢など、これからのビジネスで必要な能力が試されているわけです。
もし、Founderを使ってもなかなか結果が出ないのであれば、今のビジネスプランや自分自身の考え方について、今一度見つめ直すことをおすすめします。
信頼できる相手なのか慎重に判断する
Founderを利用しているユーザーのなかには、悪意を持って起業家に近づこうとしているユーザーが混ざっているかもしれません
実際に「詐欺の勧誘があった」「連絡先が送られてきて別の場所でのコンタクトを要求された」などの口コミがあります。
このような悪質なユーザーを排除するため、Founderではメッセージを送る際に有料プランの登録が必要です。
また、本人確認が取れている人かどうかを表示して、安心して利用できる環境を整備しています。
しかし、そんな環境でも悪意を持ったユーザーがいないとは言い切れません。
ユーザーのなかには、契約書の作成代や交通費といった名目で金銭を要求してくるケースもあるようです。
投資を受けるはずの起業家が、金銭を支払うのはおかしな話です。
自分にとって大切な事業だからこそ、ビジネスパートナーとなる相手は慎重に選びましょう。
必要以上に株式を渡さないこと
すでに法人として会社を立ち上げた経営者がFounderを利用する場合、気をつけなければいけないのが株式の譲渡です。
投資家から投資を受ける際、投資家から株式の譲渡を提案してくることがあります。
このとき、ある程度まとまった数の株式を要求してくるようであれば、警戒したほうがよいでしょう。
会社を経営するうえで重要なことは株主総会で決定しなければいけません。
株主総会では株主が保有する株に比例して議決権を持っており、多数決によって結論を出します。
もし株式を単独で半数以上所持していれば、その人の意見ですべてのことが決まってしまいます。
もし投資家に過半数の株式を譲渡してしまった場合、会社を乗っ取られる可能性もあるのです。
特にまだ会社を立ち上げて間もない経営者の場合、悪意を持った投資家の標的にされてしまう可能性があります。
被害を避けるためには、株式の持分や譲渡に関しては相場を理解しておくことが重要です。
Founderに向いている起業家とは
多くの評判からFounderのメリットや注意点がわかったと思います。
Founderはほとんどの起業家や経営者におすすめできますが、特に適している方の条件について見ていきましょう。
実績がまだない起業家
Founderを利用するための条件はありません。
インターネットを利用できる環境さえあれば、誰でも時間や場所を問わず利用できます。
Founderで投資家を見つけるために重要なのは、しっかりとした事業内容を提案し、いかにしてチャンスと巡り合えるかです。
起業家の実績は投資家にとって重要な要素ではありますが、それだけで判断するわけではありません。
まだ実績がない起業家でも、平等にチャンスがあるのがFounderの魅力です。
DXやAIなど今後大きく伸びるであろう事業を扱う起業家
投資家は、将来成長する可能性があるビジネスに投資したいと考えています。
たとえば、医療やヘルスケアなどに関連する事業は、いつの時代でも需要があります。
DXやAIなど、これからの時代に向けて注目されている事業も、投資家からの関心が得られるでしょう。
こういった注目を集めている事業を扱っていて、かつ優秀なビジネスプランを持っていれば、Founderでの資金調達も成功する可能性が高いです。
逆に、向かい風を受けている業界に投資してもらいたいなら工夫が必要です。
たとえば、働き方改革やコロナの流行を受けて、近年ではリモートワークが増えています。
その影響で外出が減り、アパレル業界は需要が減少している状況です。また、AIの進歩により危ぶまれている業界もあるでしょう。
将来の成長が見込めない業界で起業したい場合、その課題をどのように克服するかをよく考えなければいけません。
それでも資金調達が実現しない場合には、事業を根本的に見直したほうがよいでしょう。
できるだけ多くの投資家と出会いたい起業家
Founderには、多くの投資家が登録しているため、複数の投資家と出会えるチャンスがあります。
投資家との出会いによって得られるものは、資金調達だけではありません。
さまざまな経験を積んでいる投資家に自分のビジネスプランを見てもらうことで、アドバイスがもらえる可能性もあります。
多くの投資家と出会えるチャンスがあるのは、登録者数が業界最大級であるFounderのメリットです。
ファウンダー株式会社と代表者福田社長
Founderを運営しているのは、ファウンダー株式会社です。
ファウンダー株式会社は2017年8月に設立しました。
代表の福田拓哉さんは、2010年に立ち上げた株式会社ユービジョンの代表でもあります。
福田さんは株式会社ユービジョンで築いたノウハウをもとにFounderを立ち上げます。
その後、Founderの運営のために設立したのがファウンダー株式会社です。
ファウンダー株式会社ではFounderのほかに、クライアントのDX事業をサポートするDX-PLANを展開しています。
DXとは、デジタル技術の活用によって、業務フローを改善したり新しいビジネスモデルを生み出したりすることを指します。
情報社会といわれる現代でビジネスを成長させていくには、このDXが欠かせません。
DX-PLANではクライアントの要望に合わせて、FounderのようなマッチングサイトやSaaSといったITサービス全般の開発を請け負い、集客をサポートしています。
事業でDXに力を入れたいのであれば、ファウンダー株式会社のDX-PLANを検討してみてもよいでしょう。
資金調達を希望するならFounderがおすすめ
Founderは、実績がまだない起業家やスタートアップの経営者でも利用できるのがメリットです。
Founderを利用すれば誰でも資金調達のチャンスがあります。資金が足りなくて困っている起業家や経営者にとって希望の光となるでしょう。
Founderには、数多くの投資家が投資先を求めて会員登録しています。
その中にはあなたが提示した事業内容に興味を示し、手を差し伸べてくれるかもしれません。
ただしFounderは、あくまでも投資家との出会いのきっかけを提供するマッチングサイトです。
資金調達ができるかどうかはあなた次第なので、投資家にあなたの事業プランを認めてもらえるように頑張りましょう。
本記事がその力になれれば幸いです。