「看護師の仕事が好きだけれど、人間関係のトラブルによるストレスが辛い」
「看護師として働きたいものの、子育てとの両立が難しい」
看護師の仕事をしていると、このように悩むこともありますよね。
このように悩む看護師は、常勤で働く方が多いのではないでしょうか。
看護師には、常勤以外にもバイトとしての働き方があります。
しかし、バイト看護師として働くにはメリットもあればデメリットもあり、それぞれ把握した上で検討しなくてはいけません。
そこで本記事では、バイト看護師のメリットとデメリット、看護師バイトを探す方法を紹介します。
看護師の3つの働き方を解説
まずは、看護師にはどのような働き方があるのかを解説します。
- 常勤看護師
- 派遣看護師
- バイト・パート看護師
の3点です。
看護師の働き方1.常勤看護師
常勤看護師は、勤務先の病院に正規雇用され、長期的に働くことを前提に採用されます。
1週間で最大40時間のフルタイム勤務をする働き方です。
週40時間以上の勤務をした場合、超過した勤務時間は残業となります。
残業や時間外勤務が常態化している病院もあるため、気になる方は入職前に情報収集をしておきましょう。
また、常勤看護師の給与は月給制で支払われ、多くの病院でボーナスや退職金も支給されます。
病院によっては夜勤手当や住宅手当などを受けられる場合もあります。
看護師の働き方2.派遣看護師
派遣看護師は、派遣会社と雇用契約を結んだ看護師が病院に派遣される働き方です。
常勤看護師とは違い、給与の支払いや社会保険の手続き、休暇の管理は派遣会社が行います。
また、派遣看護師は雇用期間に制限があり、3年以上同じ病院で働き続けられません。
契約更新がされない場合は3ヶ月~6ヶ月の契約期間で派遣先が変わる可能性もあります。
看護業界に特化した派遣サービスを利用する看護師が多く、派遣会社の担当者に相談しながら勤務できます。
看護師の働き方3.バイト・パート看護師
看護師には、バイトやパートとして働く方法もあります。
1週間に40時間未満の勤務で、非常勤看護師とも呼ばれます。
短時間や週数日の勤務、短期間や単発の勤務も可能です。
常勤看護師として働いていたものの、家庭の事情や体調不良で退職する看護師も多くいます。
そのような看護師が、自分が働きやすいペースで勤務できる働き方です。
バイト看護師として働くメリット5選
バイト看護師として働くメリットを紹介します。
- プライベートと両立して働きやすい
- 人間関係のトラブルを避けられる
- 一般職よりも時給が高い
- 時間外出勤がない
- 様々な病院を経験できる
の5点です。
バイト看護師として働くメリット1.プライベートと両立して働きやすい
シフトの融通が利きやすいバイト看護師は、プライベートと両立できる働き方です。
短時間勤務や週2~3日の勤務など、希望が通りやすいですよ。
育児や介護など、家庭の事情でフルタイム勤務ができない方も、バイトなら看護師として働き続けられます。
また、プライベートの時間に勉強したい分野がある方にもおすすめの働き方です。
空いた時間に勉強をして、専門知識を高められますよ。
バイト看護師として働くメリット2.人間関係のトラブルを避けられる
看護師として働く中で、人間関係に悩まされる方もいらっしゃいますよね。
バイト看護師なら、そのような常勤看護師の間での人間関係のトラブルに巻き込まれにくいメリットがあります。
合わない人がいても、短時間勤務のため関わる時間が常勤看護師よりも短くて済むのです。
また、勤務先の人間関係に悩んだ場合、気軽に転職しやすい点もバイト看護師として働くメリットです。
煩わしい人間関係のストレスを抱えにくく、看護の仕事に集中できますよ。
バイト看護師として働くメリット3.一般職よりも時給が高い
看護師として働いていたものの、出産や育児を機に一度退職した方も多いのではないでしょうか。
お子様が手から離れ社会復帰を考えた際に、看護師のバイトは一般職のバイトよりも高い時給で働けます。
せっかく取得した看護師資格を活かして働きたい方にピッタリです。
病院以外にも介護施設や美容クリニック、検査センターなど、様々な場所で看護師資格を活かせますよ。
バイト看護師として働くメリット4.時間外出勤がない
常勤看護師として働いていると、時間外出勤をする時もありますよね。
病院への勤務だけではなく、勤務時間外に委員会や勉強会への参加も必要です。
バイト看護師は、そのような時間外出勤を求められにくいメリットがあります。
シフトの時間通りに働けるため、よりプライベートと両立しやすい働き方です。
バイト看護師として働くメリット5.様々な病院を経験できる
バイト看護師は同じ病院で継続して働く場合もあれば、短期間勤務やスポットで複数の病院で働く場合もあります。
数多くの病院で勤務すると、同じ病院で働き続けるよりも様々な医療機器に触れるチャンスがあります。
より多くの医療機器や症例に触れ、スキルアップや幅広い経験ができる働き方です。
スキルアップによって、さらに高い時給で働けるバイト先を探せますよ。
バイト看護師として働くデメリット3選
バイト看護師として働くデメリットを紹介します。
- 責任のある仕事を任されにくい
- 時給制で収入が安定しない
- 福利厚生がない場合がある
の3点です。
バイト看護師として働くデメリット1.責任のある仕事を任されにくい
バイト看護師は、基本的に責任のある仕事を任せられません。
メリットでもありますが、やりがいのある仕事がしたい方にとってはデメリットとなるポイントです。
バイト看護師の仕事の多くは、常勤看護師のサポートや外回りです。
管理職などの役職に就くことも滅多にありません。
バイト看護師は、勤務時間内で看護業務に集中したい方におすすめです。
バイト看護師として働くデメリット2.時給制で収入が安定しない
多くの病院で、バイト看護師は時給制で勤務をしています。
勤務時間によって月の給与が変動するため、毎月の収入が安定しません。
体調不良が続き出勤日数が少ない月や、病院の休診日が多い月は、給与が低くなります。
また、病院で常勤看護師の人数が足りていれば、非常勤看護師は募集されません。
今後看護師が増えればバイト先がなくなる可能性もあり、注意が必要です。
バイト看護師として働くデメリット3.福利厚生がない場合がある
病院によって、様々な福利厚生が用意されています。
しかし、福利厚生は常勤看護師のみ利用できる病院もあります。
バイト先に手厚い福利厚生を求める方にとって、デメリットとなるポイントです。
豊富な福利厚生や手厚い待遇を求める方は、就職前に情報収集をしておきましょう。
看護師がアルバイトを探す3つの方法
看護師がアルバイトを探す方法を紹介します。
- 看護師専門の求人サイト
- 看護師専門のエージェントサービス
- 医療業界に特化した求人サービス
の3点です。
看護師がアルバイトを探す方法1.看護師専門の求人サイト
求人サイトには、看護師の求人情報に特化したサイトがあります。
他の職種の求人は取り扱っておらず、看護師資格を活かして働きたい方が効率的に求人を見つけられますよ。
空いた時間で気軽に求人を検索できる点が、求人サイトを利用するメリットです。
また、応募先とは自分で連絡を取り合うため、電話越しでの対応などからも応募先の様子をチェックできます。
看護師がアルバイトを探す方法2.看護師専門のエージェントサービス
転職エージェントは正社員の案件しか取り扱っていないイメージをお持ちの方もいらっしゃいますよね。
エージェントサービスによってはバイトの求人情報も取り扱っており、自分に合うバイト先を紹介してもらえます。
忙しくて転職活動をする時間がない方におすすめです。
看護師専門のエージェントサービスも多く、バイト先の紹介や選考中のサポートを受けられますよ。
看護師がアルバイトを探す方法3.医療業界に特化した求人サービス
看護師に限らず、医療業界に特化した求人サービスもあります。
医師や医療技術職、リハビリ職などの求人も取り扱う求人サービスです。
医療業界の様々な職種を取り扱うため、応募先の病院の様子や内部事情などに詳しいメリットがありますよ。
看護師同士の人間関係だけではなく、病院全体の雰囲気を把握した上で応募先を見極めたい方におすすめです。
まとめ
プライベートと両立して働きたい看護師の方には、バイトとしての働き方がおすすめです。
勤務時間や勤務日数の融通が利きやすく、時間外出勤も基本的にはありません。
また、常勤看護師に多い人間関係のトラブルにも巻き込まれにくく、様々な病院を経験できるメリットもあります。
一方で、責任のある仕事を任されにくかったり収入が安定しなかったりする点がデメリットとなるポイントです。
看護師や医療業界に特化した求人サービスを利用しながら、バイトとして働きやすい勤務先に出会いましょう。