就労移行支援サービスは色々あるけど、何がちがうの?
ミラトレを利用しようか迷っているけど、評判はどう?
など、ミラトレを利用するか検討する際、このような疑問を感じている人も多いことでしょう。
就労移行支援サービスは、障害者総合支援法に基づく障がい者が就労するためのサポートをするものであり、さまざまな企業が事業展開しています。
この記事では、数ある就労移行支援サービスのなかから「ミラトレ」を利用するメリット・デメリットについて、人事歴9年の筆者がわかりやすく解説します。
また、利用者の評判や口コミ、料金などもまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
一都三県、愛知、大阪、兵庫に事業所あり
ミラトレとは
ミラトレは、各分野の専門家が連携して1人ひとりに配慮し、障がい者が就労するためのサポートを行っている就労移行支援サービスです。
総合人材サービスのパーソルグループの子会社である、「パーソルダイバース株式会社」が運営しています。
障がい者雇用に関する豊富なノウハウや実績があり、信頼性が高いところも特徴です。
1人ひとりの悩みや困りごとをしっかりとヒアリングし、状況に合わせた個別支援計画を作成しています。
働く自信を身に付けて、未来の可能性を広げるための支援を提供しているサービスです。
会社名 | パーソルダイバース株式会社 |
---|---|
代表者名 | 渡部 広和 |
所在地 | 東京都港区芝5-33-1 森永プラザビル本館 |
資本金 | 45百万円 |
事業内容 | 障害者専門の人材紹介 コンサルティング 就労移行支援 委託訓練 教育、アセスメント 公共事業受託 事務アウトソーシング |
ミラトレの評判・口コミ
ミラトレを利用した人の評判・口コミについて、ネットから引用して紹介します。
ポジティブな評判とネガティブな評判にわけて、それぞれ見ていきましょう。
ポジティブな評判
ミラトレのサービスを実際に利用した人からは、次のようなポジティブな評判が確認できました。
大変お世話になりました。
今、私が第一志望の会社で活躍出来るのもミラトレ三鷹のお蔭です。
元々ミラトレを選んだ理由は以下の3点です。
①高い就職決定率
②DODAチャレンジと連携して求人を持っている事
③パーソルグループには特例子会社があり、障害者雇用のノウハウがある事また、面接対策のクオリティーが高く、本番が易しく感じて就活に自信を持って臨めました。(中略)
引用:Googleの評判・口コミ (ミラトレ三鷹)
障がい者雇用の実績やノウハウがあるサービスは、質の高いサポートが受けられることでもおすすめです。
卒業して就職した後もサポートをして頂き非常に助かります。
引用:Googleの評判・口コミ (ミラトレ横浜)
卒業後もサポートが受けられるのは、個々に合わせた親身な対応をしている証拠でもあります。
新卒で就職した会社を短期間でやめてしまい
引用:Googleの評判・口コミ (ミラトレ桜木町)
途方にくれていた時にこちらを見つけました。
通所中、自身の考え方やクセ振り替えることができ、また会社でのコミュニケーションの取り方などを学べました。
それらが、卒業した今、気持ち良く働けるようになった1つの要因だと思っています。
これからも、学んだことを意識しつつ働き続けたいと思ってます。
1人ひとりの悩みに寄り添った最適な支援計画が、コミュニケーション能力の習得や働く自信につながったのでしょう。
ポジティブな評判には、サポートの質の高さに関する声が多数寄せられていました。
また、多くのサービスがある中で、支援実績やノウハウが高いことでミラトレを選択した人もいます。
利用者に寄り添った最適な支援が受けられる点でも、実に高く評価されているサービスです。
ネガティブな評判
ミラトレのサービスを利用した人からは、多くのポジティブな評判が寄せられている一方で、不満に感じた人もいました。
(中略)サイトには専門資格所有者配置とか書いてるくせにスタッフは素人だらけ その場凌ぎで適当に対応しているのが見え見えで、障害者の将来のことなんてまるで考えてないです 二の次です(中略)
引用:Googleの評判・口コミ (ミラトレ新松戸)
表現や言葉の取り方の違いなどでちょっとした誤解が生じたため、大きな不満につながった可能性もあります。
紹介されたからいったけど、こちらの質問を理解してくれない答えばかりで疲れてしまった。
引用:Googleの評判・口コミ (ミラトレ桜木町)
コミュニケーション能力を習得している過程であり、職場の紹介を受けるのはまだ早かったのかもしれません。
何か月か前に体験入所しました。すぐに利用者間での深刻な対立があるのに気づきました。そのためか休み時間に陰口を多く聞かされました。ということで、プログラムでは、何を噂されるか怖くて発言できませんでした。仮想職場としてはありえない環境で、スタッフは何も対処できないように見えました。あと、本名のフルネームが皆の前で晒されます。ミラトレ横浜は、宣伝内容の印象と体験入所の印象のギャップが大きかったです。一番期待していたところだったので残念です。
引用:Googleの評判・口コミ (ミラトレ横浜)
障がいの重さは人それぞれに異なるので、人によっては雰囲気が合わないと感じる可能性もあります。
ネガティブな評判には、事業所の雰囲気や対応についての不満の声がいくつかありました。
サービスの利用者は多種多様であり、物事に対するとらえ方や感じ方もさまざまです。
自分に合っているか確認するためにも、事前の見学会や体験入所でチェックすることをおすすめします。
ミラトレのメリット5選
数多くの就労移行支援サービスがあるなか、ミラトレを利用するにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、ミラトレの5つのメリットを解説していきます。
1.就職率や定着率が高い
全国の就労移行支援サービスの平均就職率は53%ですが、ミラトレでは全国平均を大きく上回る85%と公表されています。
また、精神障害者の就職後の職場定着率の全国平均は60%ですが、ミラトレでは90%と高い実績を誇ります。
こうしたデータから、就労移行支援サービス利用後に本気で働いていきたい人にとって、ミラトレは非常に心強い味方となってくれることでしょう。
2.卒業までの期間が短い
就労移行支援サービスの通所期間は原則2年と定められていますが、ミラトレでは通所開始から卒業までの平均期間が約1年間というデータがあります。
就労移行支援サービスを通じて「早く就職したい」「早く収入を得られるようになりたい」と考えている人にとって、大きなメリットになるといえるでしょう。
3.就職サポートが手厚い
ミラトレの運営会社は、dodaやdodaチャレンジでも知られるパーソルグループです。
大手人材会社というバックグラウンドを持つミラトレでは、履歴書や職務経歴書の作成から面接練習、面接同行など転職エージェントさながらの就職サポートが受けられます。
大手ならではのノウハウのもと手厚いサポートが受けられるのは、他にはないメリットであるといえるでしょう。
4.コミュニケーションスキル重視のプログラム
ミラトレでは、コミュニケーションスキルを重視した、実践的なトレーニングを行っています。
働く上で重要なのは、さまざまな状況に対応できるコミュニケーション能力であり、企業が求人を採用する際にも重視しているスキルです。
仕事をする上で求められるコミュニケーションを想定して、物事をスムーズに進めるためのプログラムが受けられます。
リアルな疑似就労体験ができる場もあり、どのような状況にも対応できる働くスキルが習得できるでしょう。
5.就職後のサポートにも対応
ミラトレは、就職が決まったらサービスが終わりではありません。
就職後も長く働き続けて活躍できるように、徹底したサポートを行っています。
就職先で困りごとや悩みが生じても、何でも相談できるスタッフがいるので安心です。
定着率が97%(2023年度実績)と高いことからも、サポート体制が整っている様子がわかります。
一都三県、愛知、大阪、兵庫に事業所あり
ミラトレのデメリット
個別支援計画や定着支援など、手厚いサポートが魅力的なミラトレですが、その一方でデメリットも存在します。
ここでは、ミラトレのデメリットを解説していきます。
1.専門的な知識やスキルは身に付けられない
事業所でトレーニングするだけではなく、企業で職務研修やインターンシップができるミラトレですが、トレーニング内容は社会人として必須なPCスキルやビジネスマナーなど基礎的なものです。
そのため、社会人経験がある人や専門的なスキルを身に付けたい人は、物足りなく感じてしまう可能性が高いです。
より専門的なスキルを習得したい人は、別途スクールに通ったり通信講座などを利用したりしましょう。
2.事業所の数が少ない
ミラトレの事業所は、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・大阪・兵庫にあり、全部で15の事業所があります。
隣接した県に住んでいれば通所も可能ですが、アクセスが悪いと不便に感じてしまうことでしょう。
通所することは就職してからの通勤の練習にもなりますが、無理をして体調が悪化しては元も子もありません。
通所しやすい場所に事業所がない場合には、他の就労移行支援サービスの利用を検討してみましょう。
3.自ら学ぶ姿勢も必要
ミラトレは、一般的な福祉施設とは雰囲気が違い、働くためのスキルの習得を目的とした支援施設です。
運営しているのは、人材サービス大手のグループ企業であり、支援しているスタッフも利用者の就労の実現を目指しています。
スキルを身に付けるには、自ら学ぼうとする姿勢や意欲が必要なことを理解しておきましょう。
ただ、手厚い就職サポートなど、一般的な施設にはない質の高い支援が受けられます。
働く自信を身に付けたい人にとっては、希望が叶えられる最適なサービスです。
ミラトレの料金プラン・支払い方法
他社のサービス同様、就労移行支援サービスにおける自己負担額は厚生労働省によって上限額が定められています。
こちらは前年度の世帯収入によって変動し、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯は負担上限額が0円、市町村民税課税世帯は9,300円、それ以外の世帯では37,200円が月額で発生します。
公式サイトにも記載されているように、ミラトレ利用者の9割以上が無料で利用しているので、興味がある人は一度相談してみると良いでしょう。
一都三県、愛知、大阪、兵庫に事業所あり
ミラトレはこんな人におすすめ
ミラトレは、トレーニングから就職・転職までワンストップでサポートが受けられる就労移行支援サービスなので、働きたい意欲が高い人におすすめです。
公式サイトでも公表されているように、就職率は85%、職場定着率は90%を誇ります。
大手ならではの手厚いサポートはもちろん、dodaチャレンジとの連携により多彩な就職・転職先を紹介してもらえるので、本気で就職を目指す人に向いているといえるでしょう。

ミラトレを利用する流れ
ミラトレを利用するまでの流れは次の通りです。
- 見学申し込み
- 施設見学・体験利用
- 利用手続き
- 利用契約・通所開始
まずは、公式サイトや電話から事業所へ見学の申し込みを行いましょう。
希望者には資料請求を行うことも可能です。
見学では実際に事業所に足を運び、支援員に自身の状況や悩みを相談し、それに合わせてミラトレでできることを説明してもらえます。
また、施設見学や体験利用もできるので、自身が実際に通うことができるのかイメージすることに役立てましょう。
通所を決意したら就労移行支援サービスを受ける為に、自治体から「受給者証」の申請を行います。
その際に、不明点があれば支援員がサポートしてくれるので、気軽に質問すると良いでしょう。
受給者証が発行され、手続きが完了したら通所開始です。
ミラトレに関連する質問
ミラトレに関するよくある質問、
- 障碍者手帳がなくても利用できる?
- しつこい勧誘はされない?
- 見学では何をするの?
について解説していきます。
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